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既に1時を過ぎており、お腹もすいてきたのでメイン通りにある「きそば東京庵」を訪ねてゆく。
昭和7年頃に建てられた二階建ての和風食堂建築。
「天ぷらそば」を食べるが、素朴で美味しかった。
写真は東京庵の真ん前にある森戸文四郎商店で昭和5年築。

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食事のあと、店内の写真を撮らせて頂く(写真)。
上品なお婆さんと娘さん二人で切り盛りされている様子。
写真の奥がお店の入口ですぐに洗い場があり、また左に調理場が仕切ってある。
お客はこの間を通って行くと、テーブルが並び帳場があるという変わった造りである。

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この辺りには観光案内に出ている「まちなか文化財」の古い家が何軒かある。
写真は手前から、福島屋砂糖店(昭和6年)、化粧品・雑貨の久松商店(昭和5年)、十七屋履物店(昭和5年)が並んで建つ。

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ここから右に折れて常陸国総社宮を目指す。
境内は鬱蒼とした森の中にある。
総社宮は、古くは国衙の近くに設けられ国府の宮と称されていた。
ここの随神門は小ぶりな茅葺で誠に風情がある(写真)。
収められた左大臣、右大臣像は1680年作という。

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社殿はそんなに古くはなく、回廊が神楽殿、参集殿、社務所と繋がっている。(写真)
祭神は伊弉諾尊、素盞鳴尊、瓊々杵尊、大国主命、大宮比売命、布瑠大神の六神。
末社としては稲荷社、厳島社、松尾、愛染神社、愛宕、八坂神社、星之宮など12社ある。

またメイン通りに戻り南に歩いてゆくと観光スポット丁子屋があり喫茶もやっているので、ここに女房殿を残して周囲の寺社を駆け足で巡ることにした。

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すぐ近くに新しい社殿の金刀比羅神社がある(写真)。
祭神は大物主命で、1827年の勧請。


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その隣に清涼寺が建つ。
残念ながら本堂は全面改装中ですっぽり覆いをかぶっていた。(写真)
山号は興国山、曹洞宗の寺院で1330年の創建。
佐竹氏が秋田に転封までの10年間菩提寺であった。

閑話休題
大急ぎで石岡市の探訪を仕上げようと思ったが、まだ一回残してしまった。
明日から二泊三日で京都の桜見物に出かけますので、その間お休みします。