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さらに夢京橋キャツスルロードに出た。
昔懐かしい城下町の再現というコンセプトで、町屋風の店が350mにわたって並び、建物は新しいが、それなりになかなか情緒が感じられる街並になっている。(写真)

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その通りに面して宗安寺の山門がある。(写真)
通称、赤門と呼ばれており、1701年の大火にも唯一焼け残ったという。
佐和山城の表門を移築したとも言われている。

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宗安寺は山号を弘誓山、浄土宗の寺院。
1590年に中興再建され、1603年に現在地に移転してきた。
立派な本堂はやや横長であるが(写真)、御殿の一部を移築してきたという。

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また鐘楼は1707年の再建で、梵鐘には1708年の銘がある。
写真は行者堂と鐘楼。
江戸期には朝鮮通信使の宿舎になっていたという。

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本堂の左手には地蔵堂(写真)があり、地廻り地蔵と木之本地蔵の二体が祀られている。
また墓地には木村重成の五輪塔もあるという。
彦根藩に於ける家康の位牌安置所となり、そのため大権現堂もある。

実はここで愛用のデジタルカメラが電池切れとなり、やむなく寺社巡りはここまでで打ち切り、宗安寺の庭園も見ないで駅に向かうことにした。

結局はとぼとぼと駅まで歩き、駅前で「いと重の銘菓埋れ木」をお土産に買い求め、また夜の酒肴用に「小鮎の甘露煮」を買う。

新快速で神戸に向かおうとしたが、ふと義母が好きな「でっち羊羹」を思い出して安土駅に途中下車。
羊羹を買い求めたのは良かったが、次の電車まで30分もあり、駅の待合室(といっても椅子が三脚あるだけ)で寒い中待つことになった。
この日の道程は悠に2万歩を越えていた。
さすがに疲れた。
夜、ビールを飲みながらの「小鮎の甘露煮」の美味しかったこと。