室泉寺を出て祥雲寺に向かう途中、東北寺を訪ねた。
77東北寺
宗派  臨済宗妙心寺派
山号  禅河山
開山  寛文7年 至道無難
住所  渋谷区広尾2-5-11

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あまり聞きなれない名前の寺名であるが、数年前に訪れた時はまだ工事中であり、ようやく全体に整ってきたというところか。
墓地が広く、まただだっ広い境内はすべて新築されていた。
写真は山門。

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山門を入ると御所のような塀があり、中には方丈が建てられていたが入れない。(写真)
米沢藩上杉家の菩提寺。
1696年に現在地に移転してきた。
枯山水の石庭があるとのこと。

本日の最後に訪ねたのは祥雲寺である。
78祥雲寺
宗派  臨済宗大徳寺派
山号  瑞泉山
創建  1623年 黒田忠之
住所  渋谷区広尾5-1-21

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広尾の一等地のかなり広い区画が境内になっており、塔頭の東江寺、香林院、霊泉寺と共に寺町を形成している。
写真はその山門。
繁華街の一角でもあり、いろんな人々が出入りし、また通り抜けている。

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一番奥にまた塀に囲まれて合掌造りの本堂がそびえる(写真)。
近づいてみるも、入口が本堂らしくない民家のような造りになっていた。


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ここの庭の手入れが素晴らしい(写真)。
書院、茶室なども建っている。


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この寺には黒田長政の墓(写真)があり、さらには秋月黒田家をはじめとするいろんな大名墓群が並ぶ。
同行のSさんは「有馬記念」ゆかりの有馬頼寧の墓を一生懸命に探していたが、結局見つからなかった様子。
翌日の「有馬記念」の馬券は果たして取れたのであろうか。

恵比寿駅ビルまで歩き、6階の蕎麦屋さんで反省会兼忘年会をする。
何事も几帳面なKさんによると、この一年で11回探訪会をやり、91ケ寺社を訪ねたことになるという。
よく続いたものだと驚くやら自画自賛するやらで、また来年も続けることを決めて解散する。

今年のブログは本日が最後で、新年は2日からと考えている。
この一年間の寺社廻り(たび編、近郊編)、および映画鑑賞の總括から始める予定である。
一年間のご支援に心から感謝しますと共に、ご家族揃っての良い新年をお迎え下さい。