光増寺を出てさらに南に歩くと、左手に江戸川の堤防がみえてくるところに葛西神社の広い境内がある。

70葛西神社
祭神  経津主尊、香取大神、日本武尊、東照大権現
創建  1185年 葛西三郎清重
住所  葛飾区東金町6-10-5

イメージ 1
大きな石鳥居を入ると、広い境内には大イチョウが三本、その他の大木が茂る(写真)。
香取宮の流れで「葛西囃子」の発祥の地とのこと。


イメージ 2
鉄筋社殿は昭和39年の再建(写真)、木造神楽殿、鉄筋社務所などが建つ。
鎌倉時代よりこの地は「からめきの瀬」と呼ばれ、葛西明神として慕われてきたとのこと。


イメージ 3
また境内には神明社、金町招魂社殿のほか天神、弁天社(写真)、水神社、稲荷社、福神殿、諏訪社、道祖神ほかの社や祠が点在している。
また堂宇は平成19年から二年がかりで造営整備の最中でもあった。

大通りに戻り、東金町4丁目交差点を北に歩くと、まもなく左手に金蓮院のこんもりした樹木が見えてくる。

71金蓮院
山号  法護山   寺号  金剛宝寺
宗派  真言宗豊山派
創建  永正年間(1504~20年) 賢秀和尚
本尊  金剛界大日如来
住所  葛飾区東金町3-23-13

イメージ 4
茶色の木造山門前には、板碑、灯篭、石碑がずらりとならんでいる(写真)。
最盛期には末寺37ケ寺を数えたが、現在は8ケ寺の末寺を持つ。


イメージ 5
正面の木造本堂は大きい(写真)。
客殿、新しい鐘楼、大師堂、十一面観音堂、納骨堂などが立ち並ぶ。
江戸期には10石の朱印寺。

イメージ 6
本堂前にある羅漢槇の大木は樹齢450年を越える立派なもの(写真)。
高さは10mもある。


イメージ 7
また本堂左前に愛染明王石像がある(写真)。
1710年に二十六夜待講中の人々が二世安栄を願って建立したとのこと。
しっかりした彫りで、とても300年近く風雪にさらされたとは思えないほど立派。