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蓮華寺からさらに南に歩いて妙応寺を訪ねる。
山号は金沢山、日蓮宗の寺院で1585年の創建。
木造山門に続く塀は、石垣の上部に板が張られ、さらに白壁、瓦屋根が乗っている(写真)。

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山小屋風の立派な本堂には唐破風向拝が付いていた(写真)。


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また城北大通りに出て南に歩き、東山バス停より一本左の道を入ると即願寺がある。
山号は常護山、真宗大谷派で1595年の創建。
木造本堂の前面は複雑な造り(写真)。

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東茶屋街をスタートして卯辰山麓沿いの沢山の寺社をぐるりと巡って、ようやくもとの東茶屋街に戻ってきた。
最後に実相寺を訪ねる。
山号は黎明山、真宗大谷派の寺院で1774年創建。
本堂の前面は板戸を何枚も並べたような造り。(写真)。

まだいくつか見落とした寺院もあるが、卯辰山麓寺院廻りはこれまでにして、バス停近くの中田屋本店に立ち寄り名物「金つば」を買い求める。
ここから金沢駅までの交通機関を尋ねると、歩いて30分ばかりですよとのこと。
かなり疲れていたが、もうひと踏ん張りと意を決して歩くことにした。

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橋場町から右折して金沢駅に向かって歩いていると久保市乙姫神社(写真)があったので立ち寄る。
祭神は素戔鳴尊で創建は不詳。
立派な社殿であり、何故か「還暦祝参り」の立て看板がある。
泉鏡花の生家がこの近くにあったので、幼少のころの彼の遊び場であったとのこと。

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さらに武蔵ヶ辻の近くに市姫神社(写真)があった。
祭神は商売の神の大市比売神、事代主神、大国主神。
昔より近くにある近江市場の守護神として崇敬されているとのこと。

どうにかこうにか金沢駅に到着。
駅前の地下道はできたばかりのようであり、広く素晴らしいが人通りは極めて少ないのが勿体ない。
この日は25000歩の道程。

このたびの加賀温泉での「いとこ会」は、久しぶりに会った従兄弟たちとの楽しい語らいは勿論のこと、初日に高岡市内の寺社廻り、二日目が加賀・越前の名所・旧跡巡り、三日目が金沢の寺社廻りと誠に充実した旅であった。
多くの寺社との出会いに、またこうして廻れた健康に感謝、感謝しながら越後湯沢乗り換えで帰途につく。
なお交通費は「大人の休日倶楽部パス」の活用により12000円であった。
といっても別にタクシー代がかなりかかったが。