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誓願寺を出てさらに東に道をとると真成寺がある。
鬼子母神の標柱の横の石段を登ると境内。
この鬼子母神の「鬼」の第一画の「ツノ」がないのは、御釈迦様に諭されて鬼ではなくなったためとということは知らなかった(写真)。

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日蓮宗の寺院で1647年の開山。
草木に囲まれた木造本堂の前面はガラス張り(写真)。
また泉鏡花の「鶯花徑」の舞台になっているとのこと。

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さらに東に歩くと龍国寺への長い石段が続き、赤鳥居をくぐって細い道を登る。
高徳稲荷も祀っているという。
そういえば本堂の前には狐の石像もあった。
樹木に取り囲まれて、落ち葉が降り敷いた中に木造本堂(写真)がひっそりと建っていた。
山号は祥雲山、曹洞宗の寺院、1650年の創建。
加賀友禅を完成させた宮崎友禅斎の墓と句碑もある。

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真成寺横の路地を歩いてゆくと三宝寺がある。
山号は弘法山、日蓮宗の寺院、1643年の創建。
質素な山門を入ると、山寺風の境内には山野草に囲まれて本堂(写真)。
痔疾に効験ありとされる秋山神を安置している。
参道では奥さんが熱心に落ち葉掃除をされていた。

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今度は坂道を下ってゆき妙国寺を訪ねる。
山号は日向山、日蓮宗の寺院、1614年の創建。
この辺りは日蓮宗の寺院が多い。
山門は薬医門で1780の再建と、この辺りでは一番古い門とのこと(写真)。

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新しい本堂と、日蓮作と伝わる大黒天を安置した大黒天堂と擁護殿が並んで建つ。
この大黒天堂(写真)は大黒天が持っている小槌の形をしており、また前の石灯篭も小槌の形をしているのが楽しい。

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妙国寺の山門を出ると、寺院が三つ密集している。
まず妙見山全性寺に。
ここも日蓮宗の寺院で、1522年の創建。
楼門が素晴らしく、紅殻塗りで、健脚健康祈願のわらじがぶら下がっている。(写真)
泉鏡花の小説「夫人利生記」の舞台になり「俗に赤門寺という、、、、」、と紹介されている。

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狭い境内に入ると、古い木造本堂もなかなか立派(写真)。
不動明王、摩耶夫人も安置されている。