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尾崎神社から御堀端に沿って歩き、途中から左折して橋場町交差点を過ぎ、浅野川を渡る。
この辺りからは有名な東茶屋街に入る。
東茶屋街は以前にゆっくり訪ねているので、今回通り過ぎるだけ。
ただ地元の小学生達が道端で写生をしていたので一枚パチリ。

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ここから沢山の観光客とは別れて一人、いよいよ卯辰山山麓の寺社廻りに入る。
まずは東茶屋街の中にある円長寺に。
山号は藤島山、真宗大谷派の寺院で、1586年の創建。
前田利常が鷹狩りで休憩所として利用したという。
本堂(写真)の左手には六角の御輪堂があり、一切経を収納。

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続いては菅原神社(写真)を訪ねる。
東茶屋街の鎮守であり、社殿は小さいが太い梁と狛犬が目立つ。


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さらに宇多須神社が並びにある。
祭神は高皇産霊神、大国主神ほかで、再建は718年と古い。
以前は卯辰八幡宮であったが、明治になって祭神・前田利家夫妻を尾山神社に移したため改称した。
なかなか立派な社殿が、折からの紅葉に映える(写真)。
ここも写生をしている小学生でいっぱい。

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さらに山道を登り慈雲寺に。
山号は雨宝山、法華宗真門流。
1577年の創建で1615年に現在地に移転してきた。
農家のような本堂に紅葉(写真)。

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さらに右手に矢の根川を見ながら坂道を登ってゆくと松尾神社がある。
祭神は松尾明神、祇園大神。
織田信長が安土城内に松尾明神を祭祀していたのを、前田利家が譲り受けたもの。
加賀、能登、越中の酒造業の守護神である。
木造本堂の前にアーチ型の棚がある(写真)。

ここからさらに坂道を登って宗龍寺などを探したが見つからず引き返す。

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次いでこの辺りでは大きな境内を持つ蓮昌寺を訪ねた。
山号は普香山、日蓮宗の寺院で1582年の創建。
石段を登ると高麗門の山門(写真)。
左右の控え柱にも屋根がある。

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木造本堂(写真)はなかなか優雅な建物で、左右に続く回廊にも花頭窓。
本尊は釈迦如来立像で金沢三大仏の一つ。
泉鏡花の小説「縷紅新草」の舞台にもなっているとのこと。