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大乗寺に続いては「珠姫の寺」天徳院を訪ねた。
珠姫は徳川秀忠の次女にて、わずか3歳で加賀藩三代藩主利常の正室として輿入れ、三男五女をもうけて24歳で死去した。
徳川家との融和を計り、加賀藩盤石の礎を築いたとされる。
その菩提を弔うために1623年に創建された。
写真は山門前。

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山門を入ると、広い境内は整然と植栽、樹木が植えられ、左右を回廊がめぐらされていた。
正面には本堂が建っている。(写真)
山号は金龍山、曹洞宗の寺院。
本堂内の本尊の右には色鮮やかな虚空蔵菩薩が安置されている。
ここの本堂の一室で珠姫の晩年、といっても(23歳ごろ!)を「からくり人形」で紹介している。
ちょうど12時からの上演に間に合ったので、時間の都合上、半分だけ観る。

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さらに車で尾山神社に回り、ここでタクシーを乗り捨てる。
ここは何といってもギヤマンをはめ込んだ神門が有名(写真)。
明治8年に建てられ、和漢洋の三様式を混用の三層からなり高さは25m。
重文指定されている。

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祭神は前田利家公と、その正室松子命。
創建は1873年で卯辰山八幡から新しく遷座した。
写真は社殿。
ちょうど七五三のお参りで境内は華やいでいた。

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社殿の右手には歴代藩主をまつる金谷神社もある
また境内の右手には神苑が広がる(写真)。
樹木の中に池を配して、八つ橋、アーチ型の図月橋などの石橋が架かる。

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境内の東には東神門(写真)が建つ。
元金沢城の二の丸殿舎の入口にあった唐門を移築したもの。


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東神門を出て、御堀端の石垣を眺めながらしばらく歩くと、金沢城公園の北西角に尾崎神社の境内がある。
四代藩主前田光高が、家康を祭神として創建した。
写真は中門から境内全体。

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すべて朱塗りの拝殿(写真)、本殿、中門は小ぶりながら彫刻や装飾が施され、いずれも重文指定されている。


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境内の左に豊受稲荷社が祀られている。
主の鳥居に紅葉と、絵になりそうなので一枚パチリ。