8日から「いとこ会」に出席するため、加賀温泉片山津温泉に二泊三日で出かけた。
「いとこ会」は5年前から始めて、今回で4回目である。
しかし福岡、大阪、東京、仙台と居住地が散らばっているため、なかなか参加するのが大変であり、今回はこれまでで一番少ない5名であった。

ちょうどJR東日本「大人の休日倶楽部」三日間で12000円の期間に当るため、これを利用して出かけた。
越後湯沢、金沢経由となるが、例の如く途中下車を利用しての目一杯の旅をしてきた。

行きは従兄弟のあっちゃんと同道。朝早めにスタートして、富山県高岡市で寺社廻りのため三時間を確保した。

高山市に来るのは今回で三回目である。
最初は現役時代に出張で、二回目はツアーでこの時は高岡大仏と井波の瑞泉寺を訪ねている。
今回の目玉は勿論、国宝の瑞龍寺である。

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高岡駅に下車し、まずは前田利長墓所を訪ねる。
樹木に囲まれた広大な墓所は広さ3199坪である。
写真は墓所の入り口。

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この墓所は堀、土塁、石灯篭の配置などが正方形区画になっているのが特徴という。
また国指定史跡である。
写真は御廟の遠景。

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墓所は二重堀に囲まれて、高さ11,75mの石塔が建っていた(写真)。
この立面には狩野探幽下絵と伝承される百三十枚の蓮華図模様が彫刻されている。


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このすぐ南側に繁久寺がある。
利長墓所の御廟寺として造られたもの。
白塀と板塀に囲まれており、立派な山門が建つ(写真)。

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山号は仙寿山、曹洞宗の寺院。
利長墓所には結構な観光客だが、ここは訪れる人も少なく静かである。
掃き清められた境内には、木造本堂(写真)、客殿、などが立ち並ぶ。
なお本堂その他は大火により焼失後、1862年の再建。

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また塀の内側が回廊のようになっており、五百羅漢像がずらりと並んでいる(写真)。
他のところの羅漢像と違って、色鮮やかな色彩で見ていて実に楽しいし、また表情もより豊かである。


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前田利長墓所から、菩提寺である龍泉寺までは八丁道と呼ばれる参道が870mも続いている(写真)。
114基の石灯篭があり、松並木と石畳が続いており歩いていても楽しい。

続いてはいよいよ瑞龍寺に。