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甚目寺駅に一旦戻り、また名鉄線に乗り須ケ口駅乗り換えで、国府宮駅に下車。
尾張総社の国府宮は、千三百有余年前にこの地に置かれた国司が祭祀したのでそう呼ばれているが、正式には尾張大国霊神社。
写真は楼門前に続く長く広い参道。これは素晴らしい。

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楼門は桧皮葺でこれも豪壮な建物(写真)。
足利初期の建立とされ、重文指定。


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楼門を入ると、漆部神社で見た石造の衝立のようなものが、ここでは立派な木造で立っている(写真)。
門を入り、拝殿に行く前に穢れを落とそうというのであろうか。それにしても丁寧な立派な造りである。


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拝殿は随分と前方に長く突き出している(写真)。
徳川初期の建立とされ重文指定。


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本殿、渡殿(いづれも重文)は回廊が廻らされて良く見えない。
写真は社殿全体を横から撮ったもの。
別宮として宗形神社、大御霊神社、末社として司宮(猿田彦)神社、稲荷神社、神明社、居森神社、白山社、三女社などが祀られている。

一旦、駅まで戻り今度は性海寺を訪ねる。
駅からは少し離れており、その上雨が間断なく降るため、タクシーに乗ることにした。
道すがら田園風景が続いており、天気の良い日に歩くと最高であろう。

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性海寺は818年に弘法大師空海が熱田神宮にお参りする途中、この地に大きな塚を造り、歓喜天を埋められたのが始まりとの伝。
その大きな塚は寺内にあり、地名の大塚に起源とのこと。
山号は大塚山、真言宗智山派の寺院。
写真は山門前から。

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山門を入ると右手正面に重文指定の本堂が建っている(写真)。
江戸時代前期の再建で、三間四方の入母屋造り杮葺である。
こじんまりとしているが、風格が感じられるお堂である。

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また境内には高さ263cmの多宝塔が建っている(写真)。
室町時代初期の建立で、下層は方三間で、やはり重文指定。
この寺は「あじさい寺」として知られ、また公園として公開されている。
写真の多宝塔の左のお堂は愛染明王堂。
また境内には三宮社が祀られていた。

続いては妙興寺を訪ねる。