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続いては滝山寺(たきさんじ)にと車を走らせる。
まず村の入り口に、重文指定されている木造仁王門がポツンと建っている(写真)。
ここから先は昔、寺領だったのであろう。
朱色の三間一戸の和様楼門で、1267年の建立。

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立派な山門で、運転手の説明によると一つだけ逆さ垂木(写真の左の垂木)になっているという。
ようやくのこと見つけるが何ということはない。


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だが造った大工は当時、非難されて近くの井戸に飛び込み、そのため横に立つ椿は花が咲いても実がならないと言われる。
写真はその井戸跡。

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石鳥居の先、参道は石段になり、途中から擦り減った風情ある石段が続く(写真)。
山号は吉祥阿羅尼山、天台宗の寺院。


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本堂は実にどっしりと安定感のある良い建物で見ていて惚れぼれする(写真)。
南北朝期の建立で、四度目の造営という。
寄棟造り桧皮葺で重文指定されている。
役の行者による草創で、1120年~1123年に中興再建された由。

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その右となりに滝山東照宮が建っている。
1645年に家光の命によりこの地に創建された。
日光、久能山と共に日本三東照宮と言われている。
写真は拝殿。

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ここの社殿はそんなに大きくはないが、桧皮葺の屋根、漆塗りの極彩色、金鍍飾り金具で華麗かつ風情がある。
拝殿、幣殿、本殿、透塀、鳥居、水屋は共に重文指定。
写真は幣殿の先に本殿。

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本堂と東照宮の間に日吉山王社がある(写真)。
工事なのか覆い屋がされているが、本殿は七間社流れ造りで1645年の建立と古い。


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入り口の鳥居近くに他の堂宇とは隔絶されて、観音堂が建っていた(写真)。

続いては伊賀八幡宮に。