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真福寺の仁王門前でタクシーを降りる。
木造の質素な山門(写真)が建っていた。
1494年の再建で、三間一戸の楼門の下層部分のみが残っているという。
そういえばどことなく不安定に見える。

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安置されている仁王像は1515年の銘があり、かなり古いもの(写真)。



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ここから鬱蒼と茂る樹木の中の石段をしばらく登って行く(写真)。



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まず参集殿が現れ、細い朱の鉄橋を渡ってゆくと本堂に出る。
山号は霊鷲山、天台宗の寺院。
創建は推古天皇時代に物部真福。三河国最古の寺院の由。
鎌倉時代には聖徳太子建立四十六ケ寺の一つとして隆盛を極めた。
また江戸時代は354石の朱印を受けていた。
写真は本堂への石段を上から撮ったもの。

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本堂から回廊が伸びて招福の鐘、安楽殿へと続く。
本堂の裏側には左に大師堂と、右に八所神社本殿が並んで建っていた(写真)。
八所神社の祭神は五男三女神、大物主命、須佐之男命、加具土神で、拝殿は離れて建っている。

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大師堂内には大師像が安置されていた(写真)。
1274年の銘がある慈恵大師像であり重文。


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幟が並ぶ本堂前の石段を下ると小さな多宝塔(写真)、開山堂などがある。


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帰りに山門にもう一度立ち寄ると、山門手前には放生池があり三段の朱の橋が架かっている(写真)。
鳥居には三枝神社との額が掲げられていた。