台東区の稲荷町から始めた寺社めぐりはまだまだ続く

55本覚寺
山号  龍嶋山
宗派  日蓮宗
創建  1591年 上行院日覚
住所  台東区松が谷2-8-15

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石柱門を入るとすぐ右側に鉄筋ながら古い、本堂である日限祖師堂が建つ(写真)。
前回もそうであったが、今回も住職の元気な読経が境内に流れていた。


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本堂の横に鬼子母神堂、客殿が続く。
また七面大明神、福徳稲荷、墓大明神、浄行堂、水子地蔵などがびっしりとならんでいるのも壮観であった(写真)。

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さらに境内の片隅に「お百度石」がなんと六つ並んで立っている。
普通は一つで用が足りると思うのだが、近隣のものを集めたのであろうか。
はたまた住職の趣味であろうか。
写真はそのうちの「お百度石」が五つ。

56坂東報恩寺
山号  高龍山
宗派  真宗大谷派
創建  1214年 性信(親鸞の高弟)
本尊  宗祖聖御木像と阿弥陀如来
住所  台東区東上野6-13-13

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開山の性信は、親鸞聖人二十四輩の一番とのこと。
鉄筋山門を入ると、鉄筋瓦葺の立派な本堂(写真)が建つが、昭和19年の再建。


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境内は庭園風に樹木が植えられ、鐘楼には1648年銘の梵鐘(写真)。
なお現在地には1810年に移転してきた由。

57源空寺
山号  五台山   院号  文殊院
宗派  浄土宗
創建  1590年 円誉道阿が草庵を結ぶ
    1604年 法然坊が開祖
本尊  法然上人像
住所  台東区東上野6-19-2

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立派な石柱門を入ると、境内には芝生が植えられ、植栽が庭園風でゆったりとしている(写真)。



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また広い境内には木造鐘楼、本堂(写真)などが見える。
銅鐘は1636年の銘があり、2m22cmという大きなもの。


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道を隔てて墓地があり、そこで伊能忠敬の墓を探していると、ちょうど上品な奥様が墓参に見えられ、伊能忠敬の墓の前にぬかずかれた。
お声をかけると、伊能忠敬の子孫であり、お彼岸の墓参に見えたとのこと。
彼の墓は千葉県佐原市にもあるが、ここが正式の墓とのこと。
偶然とはいえ、出会いに感謝しながら、共にお線香をあげる。まさに出会いの妙である。
なお墓碑の東河は忠敬の号名(写真)。

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隣には高橋至時(伊能忠敬の師であり、至時の傍に葬られることを希望した由)、幡随院長兵衛、谷文晃の墓が並んでいた。
写真の地蔵像が幡随院の墓、その向こうに至時、忠敬の墓が続き、文晃の墓は手前にあり写っていない。