300寺社巡り~妙音寺、祝言寺

吉祥院を出て、今度は浅草通りを横切って松が谷町に入り妙音寺を訪ねた。

53妙音寺
山号  妓楽山
宗派  日蓮宗
開山  安立院日雄(元和5年寂)
住所  台東区松が谷1-14-6

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木造山門前にも植栽が施されており(写真)、この辺りの寺院ではなかなか趣が感じられる寺院である。



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山門を入るとすぐ左側に金色養蚕大明神が祀られている。
祠前には萩の花がこぼれ咲いていた。
この妙音寺は別名「池の妙御寺」といわれるように、池を配した妙音弁財天堂が目玉(写真)。

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あまり大きくない池には錦鯉が泳ぎ、石橋も架けられまさに庭園風。
藤棚もあるが、時節柄、サルスベリ、萩の花が盛りであった。
ただ駐車場などで塀がなく、近所のビルが目立ち、折角の庭園がもったいない。

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木造本堂は(写真)一番奥に建っており、客殿と連なっている。
いい趣を持った境内であるが、ビル群の借景はどう見ても頂けない。

54祝言寺
山号  万年山
宗派  曹洞宗
開山  良山存久大和尚(太田道灌)
本尊  釈迦如来
住所  台東区松が谷1-6-17

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石柱門を入ると、鉄筋ながら形の良い竜宮門が迎えてくれる(写真)。
この寺院は異色の境内、造りであるが、それなりに統一されたシンメトリック建築様式ですっきりしている。
設計者が全体のバランスを考えながらの目が行き届いているのに感心。

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竜宮門を入ると、境内は砂を敷き詰めて、掃き目も鮮やかである。
鉄筋本堂(写真)も前面はアルミサッシであるが、それなりに統一されて美しい。
境内の左手にある鐘楼は、慰霊塔も兼ねており竜宮門と同じ様式である。東司もきれい。

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また境内の片隅に鍋かぶり地蔵がちょこんと立っている(写真)。
眼病治癒に霊験あらたかとのことだが、何ともユーモラスである。