8日、恒例の四人組にて日暮里駅からの寺社廻りに出かけた。
前回、鶯谷から谷中地区の寺社めぐりをしたが、時間切れとなり回れなったところを訪ねることにした。

JR日暮里駅の北口で待ち合わせ。
日暮里駅が立派に改装されているのにびっくり。
陸橋を渡り、谷中銀座に向かって歩いて行く。
この辺りには佃煮中野屋、谷中せんべいほか名物店も多い。
本行寺と、経王寺を訪ねる。

44本行寺
宗派  日蓮宗
山号  長久山
創建  1526年 太田資高が開基
本尊  一塔両尊四士
住所  荒川区西日暮里3-1-3

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立派な木造山門が草花に囲まれて風情ある。(写真)。
なお本寺は江戸城内の平河口より1709年に移転してきた。


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古来、景勝の地で「月見寺」として名高く、太田道灌の物見塚跡(斥候台)と枝垂れ桜が有名。
そのため句碑が多く、特に一茶はよく来たとのこと。
「陽炎や 道かんどのの 物見塚」
「青い田の 露をさかなや ひとり酒」
また山頭火の
「ほっと東京に来ている月がある」
樹木が生い茂った境内の中央に木造銅板葺き本堂(写真)。

45経王寺
宗派  日蓮宗
山号  大黒山
創建  1655年
本尊  日蓮作の大黒天か
住所  荒川区西日暮里3-2-6

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木造山門は1836年の再建のものを移築した。(写真)
門前の草花も心を和ませてくれる。


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彰義隊を匿った時に官軍から撃ち込まれた弾跡がいくつも残っていた(写真)。
まさに歴史の生きた証言である。


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境内には本堂(写真)、大黒天堂(日蓮作)がサルスベリや萩の花に囲まれて建っている。
裏は広い墓地になっていた。

続いては谷中霊園内にある天王寺を訪ねる。