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長命寺の真ん前に大きな公園が広がっている。
慈恩寺親水公園と名付けられており、大きな池を中心とした自然公園である(写真)。


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いよいよメインの慈恩寺に向かう。
坂東三十三霊場の第十二番札所として広く知られている古刹である。
ただこの日、団体客は見当たらず、わずか二組三人の参拝客のみであった。
山号は華林山、天台宗の寺院。
写真は正面から木造本堂。1843年に再建された十三間四方の素晴らしい建物である。
内陣には本尊千寿観世音菩薩ほか金ピカの仏像群が並んでいるのが見えた。

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創建は824年、円仁により開山。
その後岩槻城主や幕府の庇護を受け、往時の寺域は13,5万坪、66の堂塔を誇っていた。
広い境内には鐘楼、最上殿、開山堂、太子堂、寺務所などが建つ。
写真は境内の西側にある山門。

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本堂の前に南蛮鉄灯篭が立っている(写真)。
1589年に作製寄進されたという古いもの。


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実は慈恩寺を訪ねる前に少し脇道にそれて、境外に立つ玄獎塔を訪ねてきた。
手元の地図には十三重塔とのみ書かれており、何だろうかと思っていた。
単なる石塔だけでなく、きらびやかな門が立っていたのにはびっくり(写真)。

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十三重石塔は、三蔵法師の霊骨塔である(写真)。
昭和25年に分骨贈与されて、この地に建てられたもの。


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境内の一角に大きな岩石で作った亀が置かれていたのも面白い(写真)。

帰りのバスの時刻表をみると、一時間に一本だけで出たばかり。
仕方なく元の豊春駅まで歩いて帰ることにした。
この日の歩数は19000歩であった。