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テレサテン墓所を見た後、バスは淡水に。
淡水はかなりの大河である淡水河に面した港町で、「台湾のベネチア」とも言われている。降り立った漁人碼頭は、長さ100mの橋を渡るとボードウォークとなり、夕日を見るために昨今は若者達のデートスポットになっているという。
写真は淡水河口の眺め。

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続いて近くの紅毛城を訪ねた。
1629年にスペイン人によって築かれた城郭。
また隣接する洋館は1972年までイギリス領事館であった(写真)。

この日の夕食は台北市内まで戻って、小龍包と上海点心で人気の鼎泰豊餐庁に行く。
ガイドより大変な混み方なのでと、食事を急がされる。
ここでもビールと紹興酒を飲む。
宿泊は新北投温泉の「北投水美大飯店」。素晴らしい部屋であり、かなり大きな内風呂温泉付き。
すぐ近くのファミリーマートでつまみなどを買い込み、この夜は大宴会。

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最終日の14日は、朝早くから出発。
また台北市内に戻り、免税店で買い物。
我々は手持ちぶさたで、近くのスターバックでコーヒーを飲む。
台北ではちょうど勤め人達の出勤時間なのであろうか、物凄いスクーターの数(写真)。
もともと自転車はほとんど見かけず、スクーターが多いお国柄である。
それもほぼすべて日本製とのこと。

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続いてバスは三峡の祖師廟に向かう。
正式名は「長福巌清水祖師公廟」で、中国の民族的英雄の陳昭応を祭る。
参道を兼ねた橋を渡ると、屋根に度派手な彫刻類を乗っけた廟が建っている(写真)。

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創建は1769年だが、天災人災により何度も再建されたが、1947年から台湾の名匠の粋を集めて、壁から屋根まで精巧な彫刻で埋め尽くしたのが、現在の廟である。
台湾に来てからこれで寺院は二つ目であるが、すっかり町に溶け込み人々の生活と一体になっている様子がうかがえる。信仰心の厚さもさることながら住民と一体になった宗教活動は日本も見習うべきであろう。
写真は正面から。柱の彫り物も素晴らしい。

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写真は屋根に乗っかっている彫刻。
絵物語風に人物や出来事が精巧に造られ、屋根のあちこちに飾られている。


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この旅行、最後に立ち寄ったのは陶磁器で名高い鶯歌の陶芸店街(写真)。
100店ばかり軒を連ねているが、道幅も広く、近代的なお店が並び、ここだけは日本の陶器街より立派。ただその分だけ入りにくい。

これで4日間の台湾旅行はすべて終了。
普通の旅行と異なり、台北周辺の小さな街めぐりがあったり、庶民の生活に密着した場所を見学したりと、普通では体験できない結構密度の高い旅でもあった。

空港でチエックイン後、食べ物屋を探すが、数が2~3店しかなく、なかなか適当なお店が見つからず苦労する。
ようやく見つけた軽食屋にてビールで反省会。