宝昌寺から引き続きタクシーにて高円寺駅に程近い馬橋稲荷神社を訪ねた。

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30馬橋稲荷神社
祭神 宇迦之御魂神、大麻等能豆神
創建 鎌倉末期
住所 杉並区阿佐ヶ谷南2-4-4
まずは鮮やかな朱の鳥居と、石鳥居が迎えてくれる。
石鳥居は高さ8m、登り龍、下り龍が施されている。
樹木が生い茂る参道もなかなか風情がある。(写真)

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参道の先には朱の随身門が建つ(写真)。
昭和50年の再建で、下がっている大鈴は直径75cmもある。


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これまた朱の社殿は昭和13年の再建(写真)。
正面に「御嶽宮」「稲荷宮」の扁額が並んで架かる。
明治40年に御嶽、白山、天、水神社を合祀したため。

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また舞殿、社務所の他、社殿の左に斎霊殿、厳島水神社(写真)がある。
ここの神輿も大きく高さが2,5mあるとのこと。

ここまでで取り敢えずは杉並区の好きな寺社探訪は終えたい。
実はもう一つ医王寺が残っているのだが、京王線の芦花公園駅に近く、世田谷区の寺社を訪ねるときに譲ることとした。
高円寺駅に一旦戻り、次はKさんのご要望により、中野区の新井薬師を訪ねることにした。
中野寺駅北口の長いアーケード商店街を抜け、参道をさらに北に向かって歩いてゆくと新井薬師の境内に行き着く。

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31新井薬師 正式には梅照院
宗派 真言宗豊山派
山号 新井山  寺号 薬王寺
創建 1586年  開基 行春
本尊 薬師如来、如意輪観音
住所 中野区新井5-3-5
いつ訪ねても善男善女で賑わっていたが、この日は小雨模様ということもあり境内は閑散としていた。
こんな静かな新井薬師は始めてである。
「新井薬師さん」として親しまれているが、正式には梅照院。
写真は質素な山門。

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山門を入るとすぐ右手には不動明王堂。
正面に木造本堂(写真)。
同行のIさんの言によると、ここで「おみくじ」が売られているとのこと。
本尊は薬師如来像と如意輪観音像の二仏一体の黄金仏で秘仏、高さは各5,5cm。
伝弘法大師作で新田家代々の守護仏だった。
1586年に行春がこの地に庵を結び、庭の梅の古木から光が射しており、これが黄金仏であった。

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「目の薬師」としてつとに名高い。
秀忠の第五子の和子(東福門院)の眼病を祈祷により治癒させたことによる。
また「子育て薬師」としても知られている。
井戸水は白龍権現水として一般に開放されている。
また裏手には樹木の多い公園。
写真は本堂から多宝塔を望む。

雨足が少し強くなってきたので、本日の寺社廻りはここまでにして、西武新宿線新井薬師駅まで出て、電車で西武新宿駅に。
時間はまだ16時前だが、さすが天下の歌舞伎町。
居酒屋はいずれも開店している。
とあるこていな居酒屋に入り、反省会。
美味しい酒も手伝って、皆と別れたあと、武蔵小杉にて一人で寿司屋、カラオケにとはしご酒。
お陰で翌日は二日酔。年齢を考えなさい。ハイ。