老三人組の探検隊による東京23区の主な寺社探訪も今回で三回目となった。
日時は3月24日で、13:30にJR荻窪駅東口で待ち合わせてスタート
今回の行程は光明院、神明天祖神社、井草八幡宮、荻窪八幡神社、観泉寺、妙正寺、蓮華寺、世尊院、神明宮を廻り阿佐ヶ谷駅に出るという強行軍。
途中、タクシーを効果的に使いながらなんとか廻り終えることができた。
これらの寺社を訪ねた後、光明院、世尊院については300からは番外とした。

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まずはその番外の光明院に。
中央線沿いに建ち、山号は慈雲山、真言宗豊山派の寺院、
創建は708年と古い。
入口はなかなか風情があるが(写真)、建物も新しく、樹木も少なくやや趣きに乏しい。

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15神明天祖神社
祭神 天照大御神
創建 戦国時代に伊賀の農民が当地に移住し、伊勢大明神を祀ったのが起り。
住所 杉並区南荻窪2-37-22
線路沿いに西に歩き南下すると、境内の樹木が遠くから見えてくる。
境内は広く1800坪あり、大木が茂り、鳥の鳴き声も聞かれる。
写真は鳥居とその先に境内が。

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鉄筋社殿はまだ新しい(写真)。
この地には1584年の検地の際には小祠があり、江戸期には紀州徳川家の領地となり、家臣の水刀谷氏が社殿を興したとある。
社殿の左に並んで御嶽神社の社殿もある。
鳥居は三基あり、木造神楽殿も建つ。
なお17荻窪八幡神社の境外摂社でもある。

ここから次の井草八幡宮までは結構距離があるため、タクシーに乗ろうとすると、間髪をいれず空車が通りかかる。今日はついてるぞ。

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16井草八幡宮
祭神 八幡大神
創建 平安朝
住所 杉並区善福寺1-33-1
境内は極めて広大で一万坪もあり、東参道には朱の大鳥居が立ち、参道は深い樹木が生い茂っていた(写真)。
この参道では流鏑馬も行われていたようで、二の的の標識もあった。

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参道を突き当たり、右折すると間もなく鮮やかな朱色の楼門が見えてくる(写真)。
鉄筋コンクリート造りで昭和46年に建立。
堂々たる造りで華麗そのもの。

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また厳かな神門と回廊に囲まれて社殿が建つ(写真)。
その前に頼朝公お手植えの松がある。
これは1189年、頼朝が奥州征伐の際、戦勝祈願で立ち寄って植えたもので、この松は二代目とのこと。また爾来、源氏の八幡宮として武神信仰が厚い。
江戸期には6石の朱印も拝領していた。

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木造拝殿(写真)の後にある本殿は、1664年の建造で朱塗りの一間四方権現造りということだが、覆殿で直接見ることはできない。
また付近からは縄文時代の住居跡や多くの土器・石器が出土し、神聖な場所であったことがうかがえる。

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また平成7年に新築された神楽殿、1813年築の招神殿、社務所の他、浅間神社、三宮、祓戸、三峯、新町稲荷、三谷稲荷神社などの摂末社がある。
その他、宝物殿の文華館、民族資料館、また幼稚園も併設している。
写真は中央に招神殿、左には神楽殿が建つ。
つづく。