別れてくれてありがとう。 | のんびり日記

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3年くらい前に別れた人から

言われた言葉で、




「それって女としてどうよ?」




っていうのがあった。



私の中で

別れる決定打になった言葉だ。



「こんな思想の人とは結婚したくない。

結婚したら不幸になるのは確実だ。」

と思った。




3年程付き合った。

当時、恋愛は楽しかったが

どうしても結婚のことを考えると憂鬱になった。


こんなに好きだし、

一緒にいて楽しいと思ってるのに、

自分達の間に子供がいるだとか

自分が子育てしてる姿だとか

全く想像できなくて、

いつもネガティヴなイメージばかりしていた。


そこで、

結婚について聞いてみた。

結婚や子供を産むかどうかとか、

子育てについてどう考えているのか。





話してるうちに分かってきた。

気がついたら泣いていた。

涙や嗚咽が止まらなかった。

それだけ私は

結婚と、母親になることが嫌なんだと分かった。

自分が思っていた以上に。






彼のサポートがあれば人並みに結婚生活や子育ても出来るかもしれないとも考えた。

でも話してるうちに彼は頼れないと感じた。

不信感はそれ以前から積み上がっていた。

半年前からスキンシップが減って、

手を繋ぐことすら拒まれたから。













そして本心を伝えた。


「子供を産み育てたいと思わない。」


と。














そして、









「それって女としてどうよ。」








だった。



















女として?











女として?










女として?

















は?

















それから自分がなんて言ったのかは覚えていない。





















「女としてどうよ。」













女だから、当然結婚したいよね。


女だから、当然結婚したら子供欲しいよね。


女だから、当然母親になりたいよね。


女だから、当然子供が好きだよね。


妻だから、当然夫を立てるよね。


妻だから、当然夫とセックスするよね。


女だから、当然子供産みたいよね。


母親だから、当然子供優先だよね。


母親だから、当然自分より子供を優先するよね。


妻だから、当然自分より夫を優先するよね。


女だから、当然料理するよね。


女だから、当然家事育児するよね。


女だから、当然家の事するよね。


女だから、当然家の掃除するよね。


でも君は働きたいんだよね?


好きで働くんでしょ?


自分の意志で働くんでしょ?


でも


女だから、妻だから、母親だから、


仕事の他に子供や家の事も


当然するよね。



だから俺は逃げたっていいよね。

全部女であるa0kaが

好きでやりたくてやってることだから

俺は楽できる!















これらの意味が、


時代錯誤なジェンダー論が、


「それって女としてどうよ。」


の一言に含まれてる気がした。





彼は結局、


都合の良い家政婦が欲しいだけだったんだろう

だから結婚したかったんだろう


と思った。



結婚してれば、

社会人として、

ひとりの大人として、

「ちゃんとしてる」というステータスが得られるし、

セックスできるし

自分の子供を勝手に育ててくれるし

飯作ってくれるし

掃除してくれるし

外では自分を立ててくれる。


サイコー!




って。











私だけじゃない。


子供を産み育てたくなかったり、


結婚したくないと思ってる女性は。


たくさんいる。










女としてではなく、



私がどうしたいかに、



私の意志に耳を傾けて欲しかった。








でも、

別れてくれたことに感謝する。









お陰で


こんなにひとりが楽しいと実感できた。









あの頃の私は

自分に自信がなく、

いつも人の顔色を伺っていた。


今思えば、

恋愛と思っていたものは

依存、執着、承認欲求が入り雑じったものだった。


でも

別れたことで、

自分がとても好きになったし、

自信がついてきた。





あの経験は

自分が変わるきっかけになる

とても良いものだったと思う。