≪ 龍の化身 ≫ | Darkside of the Moon

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こんばんは、ジュンです。


タイトルに致しました【 龍の化身 】は、

昨年、NHK大河ドラマでGacktが演じた長尾景虎へのオマージュとして出版された写真集です。


出版された時から、非常に気になっていた写真集でしたが、

なかなか購入する決心がつかずに、今まで来てしまいました。

しかし、突然、「これは買わなければいけない!」と言う天の声が聞こえ、

この度、管理人の下へと嫁いで参りました (^▽^;)


風林火山撮影時のショットに、景虎をイメージしたオリジナルの写真を加えたGackt景虎の姿は、

息を呑むほどに美しい・・・

ページを進めるにつれ、その姿がまるでCGグラフィックであるように、完璧な美となる。



管理人は以前から、『 無感情の美しさ 』という言葉を使います。

感情が顔に浮かぶことで、人の表情は美しくなります。

喜び・楽しみ・幸せなどの、正の美しさ。

悲しみ・怒り・憎しみなどの、負の美しさ。

それらの感情が顔に浮かぶとこで、人は美しくなることが多いと思う。


しかし、時に無感情の顔が、あまりにも美しい人が存在します。

感情という仮面を被らずとも、ただ美しい人・・・

今まで、数少ないけれども、何人か出合ったことがあります。

その中の一人、そして一番の男がGacktです。



その、美しさを堪能できるのが、この写真集【 龍の化身 】です。

景虎の姿を借りたのではなく、景虎に同化したGacktの、真の美しさが、溢れております。


そして、写真の間に綴られている記事もまた、じっくりと読み込んでしまう深い内容です。

プロローグに書かれている緒形拳さんの、愛情に満ちた文章がまず素晴らしい。

そして、中に散りばめられたGackt自身の言葉に、

甘えを許さない彼の生き方に、我が身を正してしまう。



  僕は本質的にものすごく弱くて、だらしない人間なんだ。

  だから、自分でたくさんのルールを決めて、それらを守る。

  ひとつでも破ってしまうと、どんどん破り続けて堕落してしまう。

  自分自身が、それを一番理解してるんだ。



こんな言葉を残せてしまう彼の生き方に、真の男を感じてしまう・・・


そして、最後の一枚の写真に見せた、憂いと慈しみに満ちた表情に、

完全に打ちのめされてしっまた、管理人なのです・・・



Gackt 龍の化身/撮影 野村誠一
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