テツヤンくんさんのブログの転載です。

皆さんどう思いますか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■タイトル:被災地からのお願い


明後日の金曜日に再び被災地に戻ります。皆さん、このニュースはご覧になったでしょうか?

東日本大震災:「見物人」増加で規制…亘理町が通行証発行 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20110406k0000m040070000c.html?inb=tw


今回も都内に住む車を持たない友人が一人同乗するのですが、彼の自宅は跡形も無く流され、そして彼の父親のご遺体も見付かっています。前回の彼は、どうしても心の準備ができず、私たち夫婦で 彼の自宅や家族の確認をしてきました。

こんな人だって、まだまだ居るんです。私のかつての同僚は、未だに遺体が見付かっていません。同僚の夫が今もなお、毎日必死で探しているんです。

今回一緒に行く彼は、主人の幼馴染でもあり、私たち夫婦の大切な親友でもあります。毎年夏には皆で彼の実家に集って、ご両親やお婆様たちと一緒に 港のお祭や花火大会を見たりしたものでした。しかし、賑やかだった彼の家族はもう、彼の他に母親しか居なくなってしまいました。

今回の震災で、思い出の沢山詰った小さな町が 跡形も無く消えてしまい、被災した町の人々の心は まだ悔しさと悲しみで一杯です。
なのに、被災者を横目に興味本位で見物に来るなど とんでもない話だと思います。現地の家族の話を聞きましたが、このような心無い人々の行為に 怒りを感じている被災者も多く、無関係な人を通行禁止にする事が決まったのだそうです。

こんな人が居る為に、私たちにも通行許可証が必要になってしまいました。勿論、彼の母親にもこれが配られているので 私たちは通行禁止の心配は無いのですが…。


来ないで欲しい。

消えてしまった 思い出の町と被災者の悲しみを見物しに来ないで!! 興奮した声で騒ぎながら写真撮影? ふざけないで!

その土地には、まだまだ埋れたままの人が沢山いるの。その人を毎日必死で探している家族がいるの。少しでも思い出の痕跡を手元に残したくて、写真の一枚でもいいから探そうとしている人達だっているの。

せめて、それが済むまでは…
来ないで。お願い。

--追記--

書こうかどうしようか迷いましたが、やはり追記する事にします。
ウチから歩いて目と鼻の先には ウチの田んぼが有るのですが、私たち夫婦が滞在中に ここでも数名の方のご遺体が見付っています。私たちは ただ 傍で合掌しながら彼らを見守る事しかできず、無力さを痛感せざるを得ませんでした。
その翌日、近所で大学生ほどの若い男性グループ数名が 興奮したように大声をあげながら、携帯カメラでバシャバシャと写真撮影している所に出くわしました。彼らは皆 近所では見掛けない 知らない顔ばかりです。好奇心に輝く表情と共に、「ぎゃー!」「わーー!!」「うおぉぉ!!」「津波マジすげーし!!」と、声を張り上げています。その姿に、困惑と 怒りが同時に込み上げました。何故なら、彼らが撮影して騒いでいた場所は 先日 ご遺体が見付ったばかりの場所だったからです。どうしてこんな人たちが 目の前で平気な顔をして遊んでいるのだろう。

『アンタら、何処の子?』 「・・・え?はい?」
『地元の子?』 「え・・・・あっ・・・・;」
『こっちは聞いてんの。アンタら、荒浜の子なの?って。』 「ぁ・・・ぃぇ。」
『じゃあ、何しに来てんの?』 「・・・・・・・・・」
『・・・・・・。』 
恐らく私は物凄い形相で彼らを睨んでいたのだろうと思います。誰も私の顔を真っ直ぐに見ません。仲間同士で小さな声で「やっぱやべぇって」「俺らヤバイんじゃね?」などと ボソボソ言い合っているので、余計に立腹しました。

「すみませんでした」 アンタらに この一言は、無いのかい?

その直後、久し振りに腹の底から怒鳴りました。
『興味本位で来てんじゃねぇ―――よ!!』と。
こんな残念な人たちが被災地をウロウロしているのは、紛れもない事実です。しかも、その数は 決して少なくありません。若い子が多いですよ。大分以前から野次馬が多く来ていたので 地元住民からも苦情が出ていたのですが、やーっと報じられたんですね。本 当 に が っ か り で す。




本当にこんな人がいるのかと・・正直ビックリです。

こういう人間は・・・・

以下書きたい事がありますが、過激になるので控えます。