テニス魂｢地区予選開幕！｣

勝浦:｢よっしゃー。行ってくるぜ！｣
神川:｢旋風中は粘りのあるテニスをするから油断するなよ。｣
勝浦:｢はーい！｣
審判:｢それでは南井戸VS旋風のS3を始めます！｣
勝浦:｢行くぜ！｣
旋風①:｢は、速い…｣
勝浦:(粘り強いんじゃないのかよ…)
清水監督:｢粘ろうにも反応できてないからな。楽勝だろ。｣
この勢いで勝浦は一回戦を制し、他のメンバーも快勝した。
神川:｢一回戦は試合として成り立ってなかったけど、二回戦の鷹の爪はなかなかのやり手がそろっている。それでも俺たちの敵じゃあないからがんばろう！｣
清水監督:｢じゃあオーダー発表するぞ！
S3
郷田
D2
根本・荒木
S2
不動
D1
相川・早田
S1
神川

勝浦と夢川と時御(じみ)は補欠ね。｣
神川:｢ペアが戻ってよかったな。｣
相川:｢これがなれてるからな。｣
早田:｢よろしくな！相川！｣
郷田:｢今期初だ！ガンバロウ。｣
鷹の爪①:｢よろしく。｣
郷田:｢俺のサーブを受けて見ろ！｣
鷹の爪①:｢うわ！ラケットがはじかれた！！｣
清水監督:｢すごいね。あいつのパワー。｣
神川:｢不動はどうやって郷田を倒したんだ？｣
不動:｢逆回転をかけて球を流す感じに振っていけば勝てたよ。｣
郷田:｢とどめだ！スーパーフラットショット！｣
神川:｢あっ！それ打ったら｣
ブチッ！
郷田:｢とどめは刺せたけど、ガット切れちまった。｣
神川:｢いわんこっちゃないよ…｣
不動:｢決勝はどうするの？勝浦は肩の調子が悪いから試合させられないよ。｣
清水監督:｢とりあえずもう一個の準決勝見に行こう。｣
勝浦:｢鬼灯は日向に負けてたような。多分奄美北と日向でやってますよ。｣
不動:｢ほんとだ。｣
神川:｢日向か。厄介な相手になりそうだ。｣
相川:｢結局3-0で日向の勝ちか。｣
清水監督｢よし！決めた！｣
神川:｢なにをですか？｣
清水監督:｢決勝のオーダーだよ！発表するぞ！
S3
荒木
D2
根本・不動
S2
夢川
D1
相川・早田
S1
神川
これで行くぞ！｣
夢川:｢俺がでるんですか？｣
清水監督:｢そんなこと言われても他がいないもん。時御だすぐらいならおまえだすよ。まあ頑張れや。｣
こうして、初登板が地区予選決勝という大事な一戦になった夢川だった。
つづく