2012年 全仏オープン(ローランギャロス)観戦を終えて
全仏オープン(ローランギャロス)観戦は、これで4回目となりましたが、
今までで1番勉強になりました
感じたことをシンプルにまとめると、以下の通りです。
・全体的に、ボールの軌道が低くなってきている(攻撃時)
・ストレートに展開するボールは比較的強く打っているが、
以前よりも抑えて打っている
・バックハンドのダウン ザ ラインは相変わらず必須
・フィジカルなくして、試合に勝てず
・ランキングが上位の選手は、試合の内容では負けているのに、
最終的に試合には勝つことが多い
・片手打ちの選手も勝ち残ることが増えたように思う
・前へ行く選手が減った
(というか、崩しきってから前へ行かないと、確実にパスで抜かれる)
・セカンドサーブのクオリティーが高いと、上の選手ともある程度は
戦える
・ジョコビッチとナダル、シャラポワの身体のキレが特に良い
(上手く仕上げてきている)
・トップ選手と戦うと、下位の選手が大人と子供の試合になってしまう
以上。
丸山 薫コーチと現地にて2ショット
4年前、『全仏は非常にタメになるから、一緒に観戦しに行くか』と、
丸山 薫コーチが僕に言ってくれなければ、毎年のように全仏にまで足を
運ぶ僕は、絶対にいなかったように思います。
本物の指導者って、良い意味で“人を変える力”を持っていますよね
それでいて、心に強く残るというか、深い言葉を“さらり”と言うから、
本当に凄いですよね
今年も現地で丸山 薫コーチと合流しましたが、いつも素晴らしい指導を
してもらえているだけでなく、コーチとしての姿勢まで教えてもらえている
ことに、心から感謝・感謝です
僕もお客様から指導者としての姿勢はもちろんのこと、素晴らしい指導を
してもらえていると喜んでもらえるよう、日々精進していこうと思います
来年も全仏へ戻ってきて、良いモノを吸収するぞぉ~
最後は、僕がフランスで購入したモノ特集
自分のモノだけでなく、妻や母に頼まれたお土産、
お客様に頼まれたラケットなどなど・・・
2012年 ローランギャロス(全仏オープン) 6日目
全仏オープン観戦、最終日。
まずはラケット+ラケバをラケットショップで購入しました
以前、訪れた時よりも、お店も大きくなり、スタッフも2人増えていました
仕事の出来る2人だなぁ~と感じていたので、2年間で進化しているのを
目の当たりにして、やっぱりなぁ~と感じました
今回もたくさん商品を購入したので、たくさんサービスしてくれと、片言英語で
話してみた結果、いろいろとサービスしてもらうことが出来ました
最後は、また来年も来てねと言って、送り出されました
それでは、全仏オープン観戦 6日目の感想へ
シモンVSワウリンカやベルディヒVSアンダーソンのほうが、試合の
中身が濃かったです。
けれど、僕が好きな選手であるニコラス・デビルダーの試合が、本日の
ベストマッチです
身長・年齢・左利き・プレースタイルともに僕と同じなので、その完成形で
あるニコラス・デビルダーが、世界No.1のジョコビッチを相手に、どんな
試合をするかが、非常に楽しみでした
結果は、相手がジョコビッチだったこともあり、圧倒的な力の差を
見せつけられ、完璧にヤラレました
まぁ、試合の展開から全てが僕の予想通りの結果になったのですが、
さすがに大人と子供の試合を見ているようで、ちょっと悔しかったです
今まで200km/h 以上のサーブを簡単にリターンしていたニコラス・
デビルダーも、ジョコビッチのサーブともなると、1ゲームに1回以上は
サービスエースを喰らう状態に
そして、自分のセカンドサーブになると、いきなりオープンコートに
動かされたところからの展開ばかり
更に、なかなか得意のカウンターを出すことが出来ず、ポイントが
取れるのは、200km/h超えのファーストサーブがほとんど。
全く自分の形を作らせてもらえないので、良い形を作ることが出来て
いませんでした。
このジョコビッチを相手に試合をして、現時点では勝つイメージが
全く湧きません
まずはサービスの向上+攻撃のスピードに最低限ついていき、自分の
得意分野で勝負できるようにすることかなぁ~と感じました。
けれど、ナダルやフェデラーは、このジョコビッチであっても勝ったり
負けたりするんですよね。
TOP選手、どんだけぇ~って感じですね
やっぱり、同じプロの中でも異次元テニスなんでしょうね
2012年 ローランギャロス(全仏オープン) 5日目
今日のベストマッチは、おそらくジョン・イズナーVSポール アンリ・マチュー
でしょう。
イズナー 7 4 4 6 16 2
マチュー 6 6 6 3 18 3
ただ、この試合は生で見れてません
半端ないくらいの盛り上がりだったことは間違いありません
それを証明する写真はこちら
みんな電光掲示板を見ています
かなり接戦です
見たのは、生まれて初めて
僕が生で見た中での1番の試合は、ガスケVSディミトロフ
結果は、5-7, 7-5, 6-2, 6- 3でガスケが勝ったのですが、メチャクチャ
良い 試合でした。
1セットはディミトロフが取り、2セットもディミトロフが取りそうなところ
(サーブをキープしたら2セットもディミトロフ)まで来ていたのですが、
最高に長いラリーをした直後、ディミトロフの足が痙攣したのです。
2セットで足がつるなんて、どれだけ全開で動き続けていたんだと
思ってしまいそうですが、そのくらい良い動きを見せながらガスケ相手に
打ち切ってました
というか、あのパフォーマンスが続いたら、ガスケは負けていたでしょう・・・。
おそらく今後ディミトロフを見る度に、今日の光景が頭のどこかしらに
浮かんでくることでしょう(そんなことはどうでもいいですね。)
この試合の何が良かったのかというと、足が痙攣しているにも関わらず、
試合を捨てない折れない心が、非常に良かったです
どうにかして復活させ、なんとか勝とうとする姿勢は、本当に感動モノ
でした
スコアを見ると、3セット&4セットともあっさりに感じるかもしれませんが、
ガスケも気を抜けない状態での試合となりました
試合の最後を見るとわかりますが、最後はけっこうディミトロフが復活
しちゃってます
やりにくい試合であるのにも関わらず、きちんと勝ちきるガスケも
凄いです
いつも全仏に来ると、ガスケはタフな試合を見せてくれるので、どうしても
全仏に来たら試合を見たくなります
以上が5日目のベストゲームでした
試合後、またまたスーザンランランのコートに特別に入れてもらうことが
出来ました
おまけに、ボールと全仏の砂までプレゼントしてもらっちゃいました
今年もツキまくっていることに感謝
コートキーパーさん、そしてセキュリティーのSPさん、今年もコートに
入れてくれて、ありがとうございました
来年も宜しくお願い致します