我が劇団、劇団21世紀ＦＯＸも先月から無期限の充電期間へ入りました。私の青春はあの稽古場にありました。定期公演に研修所公演、稽古や製作で徹夜・泊まりの連続。
金銭的には苦しいけれども、刺激に溢れた日々でした。今となってはですけど。当時は酒くらって愚痴とばして作業してました。
青春の終わりを実感しています。一つの大きな区切りを迎えたのだと。精神的な拠り所の喪失の大きさを受け止める時間は思ったより短く、今は自由となった身の軽さに、気の抜けた日々を送っている最中で御座います。
なもんで今後はフリーで、やらせてもらおうと思っております。
先日、気の抜けた日々に活の入るイベントがありました。あやなれい氏のストリップデビュー！
正直、ストリップにはアングラで、昭和の遺物といった印象を持っていましたが、実際体験してみると美しいショーに目の鱗がとれました。
美しい肢体で表現されるダンスは物語があり、情景が官能とともに伝わってくるのです。あやな氏は前半は勇猛な剣士として剣舞、後半、帯をほどく、陰影のハッキリした美麗な裸体に目を奪われる。
だがここで心の芯の強さに綻びが見えてくる。月光の下、遠い地にいる恋人へか、既に亡き恋人への思いからか、手を差し上げて、ここにはいない存在へ、その切なさを届ける。
その思いが、裸体であるからこそ表現できるのだ、何も隠さず、己の全てを捧げるように。
ストリップであるからこそ出来る表現。素晴らしかったっす。
まだ興奮しています、さあ自分は何をしようか。