あるひとはひかりを消して闇の世界に生きることを望んだ。

全ては地獄である。だから神も仏も皆弱い者が救いを求めるものであると青年と少女はずっと思っていた。
信じるものは競争に勝ち生き残る強い者、それ意外の者を信用してはならないと信じていたので、悪いことをしても平気で対して痛みもなにも感じなかった。

少女と青年は闇しか望まなかったので、二人は悪魔に魂を売った。

ひとの快楽と毒になりしたたかに依存させ服従させることだったら何でもした。
そして、ひとが絶望の奈落の底に落ちることにもっとも快楽を感じた。嘘もごまかしも平気でした。

二人は血を吸うことを生業としたのでひかりが眩しくひかりを嫌った。

いつしか、彼らをひかりが焼き焦がし、くちていった。

二人はひかりの前であまりにも小さな存在であった。
あるひとは闇を消してひかりのみの世界を望んだ

自分に嘘をつかないように少女は一生懸命生きた。

何でも物事を前向きにどんな困難な状態でさえ、明るくポジティブに変えた。

彼女はいつも明るく元気よく、幸せを噛み締めて行きて行こうと誓った。

彼女は周囲から好かれ、彼女は芸能界の一流スターになった。

しかし、彼女はあるひとりの男に出会った。

その男は彼女のことが気に食わなく、彼女に対し、不平、不満を言った。

その不平、不満とは、彼女が、実にいい加減な人間で、言葉では立派なことを言ったり、立派のように見せていたり、偽善者のようなそぶりがきに食わないというような内容だった。

彼女は闇は望んでいなかったので、自分の闇に気がつかなかった。

闇を知らなかったので闇を見ないで多くのひとを幸せに出来た。

しかし、唯一の男、すなわち彼女の陰を知る元カレの男は幸せに出来なかった。