それでは「劇団 ふじ」
お芝居「へちまの花」です。
通りすがりの町内の人が初代に
そこへ ええし(金持ち)の
親子が通りかかりました。
「ママ・・あれ見てみ・・なんか
不思議な顔の人が居てるで」
「ちょっと あんた 人の家を
覗くもんと違いまっせぇ」
たしなめるママです。
「僕 江戸でお絵かきのお勉強
してきたから描いてみるね」
「これ・・やめときなはれ」
止めるママの言う事も聞かずに
そこに帰ってきた初代。
ええしの 奥さんと お互いに挨拶
します。
「こんにちは 今日は ええお天気
初代は お絵かきしている
僕ちゃんをみつけ 突き飛ばして
なんや これは・・うちのおチョコ
やないかい。
何でこんなもの描いたんや。
ええしの奥さんが その場を
取り繕いました。
「いいぇぇな・・うちの僕ちゃんが
おチョコちゃんに一目ぼれしまして
絵に描きしとめたいと言いまして
描かしてもろたんですわ。
なんなら うちの僕ちゃんの
ママ・・ぼくちゃん お嫁さんに
なんかもらわへんで。
あんなにもブッ細工やのに・・
恥ずかしいやん。
まぁまぁ僕ちゃん この場は何とか
ごまかさんと あの初代は
めっちゃ強いから えらいめに
合うよ・・。
初代はおチョコを呼んで
「あの僕ちゃんが お嫁に欲しい
えっ・・あの ええしのボンボンが
お父ちゃん・・ワテ お嫁に
ママ・・ほんま・・勘弁してよ。
僕ちゃん 嫌やってぇ~。
まぁまぁ この場は何とか
切り抜けて後の事は後で
考えよう・・せやなかったら
わてら二人 あの初代にぼこぼこに
されますがな。
村人が通りかかり おチョコの
縁談を発表します。
「まぁまぁ それはお目出度い事
です。おチョコちゃんは心根の
優しい娘さんや・・きっとええ
ほな ぼんぼん・・よろしいに
場所は変わってここは ええしの
ぼんぼんの家です。
ママ・・困ったなぁ何とか諦めて
くれへんかなぁ。
親子二人で考えます。
ぼんぼんの事を結核って言うたら
恐がって近寄らへんやろ。
大泥棒もええなぁ。
もしくは
やくざに借金があることにしょうと
植木屋さんにやくざの取立て屋
そこへ おチョコちゃん親子が
来ます。おチョコちゃんは
初代が「おチョコ おまえは
そんなんやから このかんざし
つけてみ きっと綺麗になれるから」
そして ええしの奥さんに挨拶
初代が 丸髷の型を買ってくるから
おチョコにここでちょっと待ってる
結核のふりをしても大泥棒の
ふりをしても動じないおチョコちゃん。
最後のとりでの
おチョコちゃんに「村人の為に
橋をつくろうと思ってお金を
ためていたが このお金で
ぼんぼんを助けてやって欲しい」と
頼まれて何と心根のやさしい人かと
感動して泣いてしまう植木屋の
こんな優しいええ人を騙そうと
するお前ら親子とは絶交や
もう 植木屋の仕事も断る
そんな話を聞いていた初代は
とめる おチョコを振りきって
ええしの親子に殴りかかろうと
ほんなら話だけ聞いてもらっても
話すだけ話して
一旦は帰る事に納得した おチョコ
ちゃんでありましたが やっぱり
帰るのは嫌だと・・。
「そんな事 あれへん。
やらしいのは騙したここの親子や。
村の人もわかってくれる」と
なだめる初代・・。
それを見ていた ええしの親子は
自分たちが悪かったと謝り
ぼんぼんも おチョコちゃんの
優しさに気がつき 本当に
喜ぶおチョコちゃん。
お芝居 終りまして
お芝居上手・・毎回感動させられます。
お芝居観た感 たっぷりです。
お舞踊も めっちゃ綺麗
藤 仙太郎座長をはじめ
みなさん 頑張っておられます。
お近くに行った時には ぜひ
観てください。
お徳感 満開でっせぇ(*^▽^*)
そういえば「劇団 ふじ」 長い事
観てないなぁ。観たいなぁ・・。♪