三河家劇団(オーエス劇場)芝居幻峠。 | くぅちゃんのブログ

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今回の お芝居「幻峠」は

撮ってないんで 以前 弁天座での

公演の時 更新してたんで

再更新します。配役も懐かしいんで

どうぞ観てくださいませ(笑)

パソコンで見られる方は画像を

大きくしてくれはったら全部

写ってますので 宜しくお願いします。



三河家劇団(弁天座)芝居幻峠

2012-02-14 11:03:12
テーマ:




三河家劇団 お芝居

「幻峠」です。この日は

京 華太朗さん主役の日です。

舞踊も「華ちゃん七変化」で

賑わいました。写真掲載は

座長の許可をいただいております。


千代鶴(お千代)・・・美河こもも

千代鶴のオカン・・甘田千恵子


「お千代 あんた 油屋さんの

所にお嫁に行きや あそこに

行ったらお金に困らへんで」


「おっかさん ウチ せいさんと

一緒になりたいんや」

なんや かんや話をしてますと


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せいさん・・・美河賢太郎。


そこへ せいさんが来ました。

千代鶴の彼氏です。

「お千代ちゃん。やっと50両

持って来れた。ワテ真面目

やから旦那様が貸してくれ

はってん」
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「女将さん。50両持ってきたら

お千代ちゃんを嫁にくれると

ゆうたさかい持ってきました」
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「お千代ちゃん 旦那様が

所帯をもったら暖簾分けも

してくれる ゆうてるねん

二人で頑張ろなワテ真面目やさかい」

その間に オカンは持ってきた

50両を放り投げて隠します。
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「ほな・・女将さん いつお千代

ちゃんをもらいに来たらええんですか」

「50両持ってきたらいつでもどうぞ」

「いや・・持ってきたやん」

「もろてまへん ここにないやん」


「騙したなぁ くやしい」


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女将さんにかかって行きましたが

せいさん弱っ・・。

逆に女将さんにやられてます。

せいさん・・弱っ。
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放り出されたせいさん。

せいさん・・・弱っ。

「弱い男には弱い男の意地が

ある・・後でどうする 覚えて

おいで」捨て台詞を言って

帰ります。せいさん・・弱っ。
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「やっぱり血の繋がらない親子

は水臭いねぇ あんたは捨て子

で私が拾って育てたんや」


「ほんまかいな それは

知らなんだ。ご恩返しにおっかさんの

言う通り油屋さんにお嫁に行きます」


「そうか ほんならワテが油屋さんに

先に行ってるさかい あんた

着替えて後からおいでや」


オカンの影の声

「うふふ お千代育てて良かった

わぁ。油屋さん500両くれるって

ゆうてるねん。ワテ 一生お金に

困らへんわ グフフッ」



「油屋さんにお嫁に行くなんて

絶対に嫌や。せいさんに

ウチが捨て子やったとか

色々書き置きして 死のう」


せいさんに書き置きをかいてる

お千代です。


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そこへせいさんが包丁を

持って仕返しに来ますが

女に化けた弁天の吉五郎

・・・京 華太朗。

がなぜか 現れます。

(たぶん ここに盗みに入って

たんでしょうね)


「やめなさい この人は

色々事情があって今 あなたに

書き置きしてまっせぇ」


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「読んでみいや・・・」

「ほんまや・・こんな事情が

あったんや」
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「お千代ちゃん ワシあんたの

ほんまの親 知ってるで。

教えてあげるから行っておいで」


「ほんまでっか?おおきに

行ってきまっさ」


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せいさんとお千代を逃がして

その時に帰ってきた女将さん

を殺めてしまった弁天の吉五郎


「ちょっと・・女将さん・・・

あれっ?・・死んでるやん」


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「うっそ~~~~。

そんなつもり全然なかった

のに 死んでるやん

どない しよ~~~~」
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舞台は変わりましてここは

幻峠にある炭焼きの重作さんの家


目明し佐太郎・・奧村さん。

重作の娘おのぶ・・美河伊代香


「すんまへん 炭焼きの重作さん

の家はここでっか?」


「おとっつぁん お客さんやで」
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炭焼きの重作・・三河家桃太郎座長。


「ハイハイ ワテが重作ですが

何の用でっか?」

ここで客席の空気がかわります。

さすが桃太郎座長。


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「ワテ 江戸から来ました目明し

の佐太郎ゆいまんねん。大事な

話があるさかい お人払いを

頼んます。」


「えっお人払い?」

客席の方を見て「皆様すいませんが

ロビーに出てくれますか」


私の方を見て「ちょっとくぅちゃん

出ていってくれる?」

奥村さん あわてて

「くぅちゃんじゃないでしょう

お芝居の上の事でしょう ほんとに

もうっ」


「ワテは人殺しの犯人を

追いかけてここに来たんです。

たぶん あんたの子供が犯人

やから ここに帰って来たら

すぐに番屋に知らせておくれ」

慌てる重作さん。
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佐太郎が帰った後

せいさんと お千代が重作に

会いにきました。

「お前は ワシが捨て子を

した お千代か?」
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「あかん あかん・・お前らは

殺しの疑いが あるねん

番屋へ行って疑いを晴らしてから

親子の名乗りをしょう それまで

家に入れる事は出来へん」
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「お千代 疑いはきっと晴れる

それから又 ここに来よう」


「姉ちゃん行かないで」涙ながらに

訴える おのぶ。

それを必死で止める重作。


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「お千代ちゃん つらいだろうが

疑いはきっと晴れるから

その時に 又 来ようね」
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家のほうで 物音がしたので

「誰やっ」と構える重作。
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「おとうちゃん 俺や」

なぜか ほうかぶりの吉。
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「あれは 家出しよった

吉やないか?」

「えっ 兄ちゃんなん?」
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「吉・・・ようかえったなぁ

元気やったか?」

「おとうちゃん~~~」
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「ええい あかん あかん。

親に迷惑かけて家出した息子

なんか・・おまえなんか

きゅうりきっての勘当したのに

なんで戻ってくるねん

手で叩いたら ワシの手が

痛いから これで叩いたる」


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「あかん・・・叩かれへんわい」


ここで「きゅうりきっての勘当」

の意味を・・・

きゅうり・・つまり 9里(約36km範囲)の

円形から中に入ったらダメと

言う意味です。9里の中心は

親の家です。


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「お父ちゃん 親に迷惑かけた

俺やけど・・ひとつ ええ事

したんやで 妹のお千代が

見つかって ここにほんまの

親がいてることを教えてあげたんや

せやけどそのために色々あって

お千代の育ての親を殺して

しもてん」
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そこへ目明しの佐太郎が

吉を逮捕しにきました。
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せやのに ここでやっと

兄妹の名乗りをあげる事

ができた皮肉な場面です。
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「ささっ・・吉さんが償いを終えて

帰って来るのんを待ちましょう」


手ぬぐいを お縄にかぶせて

隠してやるお千代。


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償いを終わって帰って来るのを

目標に 引っ立てられる

吉五郎でした。
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せつない お芝居でしたが

所々の桃太郎座長のアドリブ

で 楽しい場面もありました。


ほな 次にいきまぁす(^∇^)