コロナ過で自宅にいて、ペットちゃんがお空に帰った子も多くて
遺骨の相談が増えます。
人の墓じまいについても聞かれることも多いですが…
お葬式火葬後
ペットの遺骨を自宅に置いておられる方も多いですね。
人の場合
地区によっては色々な風習やシキタリもありますが…
亡くなり葬儀が終わり、四十九日前後にお墓や納骨堂に収められるのが一般的です。
人だと「墓地埋葬法」という国のルールがあり、
決められた場所以外で埋葬することはできません。
私の父時は雪の季節に亡くなったこともあり、春にお墓の場所を決め
建築を始めたので完成し納骨するまでの半年ほど自宅にありました。
後日京都東本願寺に分骨も致しました。
ほかにも一周忌法要まで自宅でという方もおられましたが、皆さん節目に納骨されています。
「ペットちゃんの場合はどうなのでしょうか?」
ペットの遺骨は自宅に置いて供養されていても問題なく、
法律に抵触することはありません。
一般的なご家庭では、ペットの遺骨を次の3つの方法で埋葬・保管しています。
① ペットを埋葬できるお墓や納骨施設に埋葬・納骨する。
② ご自宅で安置する。
③ 遺骨の一部を分骨してご自宅で安置、残りの遺骨をペットを
埋葬できるお墓や納骨施設に埋葬・納骨する。
相談のなかには
「現在自宅にある仏壇にペットの位牌をお祀りしてもいい?」
と、聞かれることもあります。
既にお寺様とのお付き合いがあり、
ご自宅へ僧侶を招いて読経いただくようなご家庭で既存の仏壇へペットの位牌をお祀りしたい場合には、
あらかじめ寺院へ確認してください。
宗旨・宗派によって、更に地域性やご住職によっても考え方やマナーが異なりますが、
本来、在来仏教においては動物の供養は行いません。
そのため、不明の場合には安易に故人の仏壇へペットの位牌をお祀りせず、
人間とペットの供養は別々として切り放して考えていただくことが好ましいです。
一方で、近年は寛容的なお寺も増えているため、
ペットの供養についてはお寺へご相談されることをお勧めします。
私の実家のお寺様ご住職は、報恩講(ほうおんこう)で
おみえになったとき亡くなったことをお話したら、
歴代わんこたちを可愛がってくださっていたので、
特別にとお経をあげてくださったのを覚えています。
その時々で、ご自身にあった方法などを選ばれるとよいと思います。