今回は個性に対しての考えを変えた転機について書きたいと思います。
映像業界に勤めて10年近くになり、自分が手がけた作品もかなりの数になってきました。初めてディレクションしたのが25歳の時で、それから5年くらいは個性的であるとかオリジナル性を発揮しようとし、それらの言葉に捕らわれていました。分かりにくいと言われても、その感性が自分の個性だと思い違いをしていました。
そんな考えを変えてくれたのが、ブログタイトルにもなっている「ジョジョの奇妙な冒険」です。
こちらの作品は自分が初めて少年ジャンプを買った20数年前から連載されており、雑誌は変わりましたが、今だに連載が続いています。とは言っても、これまで7回最終回を迎え、現在、連載しているものが第8部になります。この作品は連載が開始されるたびに主人公が変わります。8人の主人公が登場し、その8人に共通しているのが、「ジョジョ」というあだ名です。主人公に血の繋がりがあったりと、赤の他人というわけではないですが、このような設定は他の作品にはありません。また、構図やセリフ、最後の戦いの斬新さなど、ジョジョのオリジナリティを上げたらきりがありません。
作品そのものにももちろん影響を受けましたが、作者のあるインタビューで、「第4部の最後の敵「吉良」の能力が強過ぎてどうやって倒せばいいか本当に悩んだ」と仰っており、自分はその言葉にかなりの衝撃を受けました。
作者が創り出したキャラが想像を越える強さになってしまい、まさか作者自身が困ってしまう事態が生じることがあるとは思いもしませんでした。
週刊連載で作品を作り続けなければならない作者にとって、締め切りに追われながら、アイデア生み出す作業は本当に大変なことだと思います。
それでも自分が面白いと思えたことを信じて描くということ。自分に限界を設けずにやり抜くということ。妥協せずにやり続けることで、初めて個性が発揮されるようになるのだと思い知らされました。
自分がこれまで思っていた個性は、都合のいい言い訳に過ぎず、ゴールを自分で決めていたんだと気づいてからは、ゴールを見据えたアイデア出しはしないこと、アイデアに制限をかけないことを意識して作品を作るようになりました。
アイデア出しは苦しい作業ですが、これだ!と心から思えるものに行き着いた喜びや自分に嘘をつかなくなったことで、映像を作ることが、改めて面白く感じるようになりました。
もちろんまだ自分が自身の限界を越えるほどに、個性を発揮できているとは思えません(自身の作品を振り替えてってみると、妥協の後が多々みられ反省の日々です)。ただ純粋に面白いと思える作品を作りたいと望むようになってからの方が、周りの評価も良くなり、仕事が前よりも依頼されるようになってきたと思います。
自分の個性とは何かで悩んでいる方は、ジョジョのような個性的でオリジナリティ溢れた作品を読み、自分が思っている個性とのズレを考え直してみるのはいかがでしょうか。読んでいてただただ楽しい気持ちになってもらえたら幸いです。
ただし、ジョジョは現在111巻まで出ているので、寝不足にご注意ください(笑)
映像業界に勤めて10年近くになり、自分が手がけた作品もかなりの数になってきました。初めてディレクションしたのが25歳の時で、それから5年くらいは個性的であるとかオリジナル性を発揮しようとし、それらの言葉に捕らわれていました。分かりにくいと言われても、その感性が自分の個性だと思い違いをしていました。
そんな考えを変えてくれたのが、ブログタイトルにもなっている「ジョジョの奇妙な冒険」です。
こちらの作品は自分が初めて少年ジャンプを買った20数年前から連載されており、雑誌は変わりましたが、今だに連載が続いています。とは言っても、これまで7回最終回を迎え、現在、連載しているものが第8部になります。この作品は連載が開始されるたびに主人公が変わります。8人の主人公が登場し、その8人に共通しているのが、「ジョジョ」というあだ名です。主人公に血の繋がりがあったりと、赤の他人というわけではないですが、このような設定は他の作品にはありません。また、構図やセリフ、最後の戦いの斬新さなど、ジョジョのオリジナリティを上げたらきりがありません。
作品そのものにももちろん影響を受けましたが、作者のあるインタビューで、「第4部の最後の敵「吉良」の能力が強過ぎてどうやって倒せばいいか本当に悩んだ」と仰っており、自分はその言葉にかなりの衝撃を受けました。
作者が創り出したキャラが想像を越える強さになってしまい、まさか作者自身が困ってしまう事態が生じることがあるとは思いもしませんでした。
週刊連載で作品を作り続けなければならない作者にとって、締め切りに追われながら、アイデア生み出す作業は本当に大変なことだと思います。
それでも自分が面白いと思えたことを信じて描くということ。自分に限界を設けずにやり抜くということ。妥協せずにやり続けることで、初めて個性が発揮されるようになるのだと思い知らされました。
自分がこれまで思っていた個性は、都合のいい言い訳に過ぎず、ゴールを自分で決めていたんだと気づいてからは、ゴールを見据えたアイデア出しはしないこと、アイデアに制限をかけないことを意識して作品を作るようになりました。
アイデア出しは苦しい作業ですが、これだ!と心から思えるものに行き着いた喜びや自分に嘘をつかなくなったことで、映像を作ることが、改めて面白く感じるようになりました。
もちろんまだ自分が自身の限界を越えるほどに、個性を発揮できているとは思えません(自身の作品を振り替えてってみると、妥協の後が多々みられ反省の日々です)。ただ純粋に面白いと思える作品を作りたいと望むようになってからの方が、周りの評価も良くなり、仕事が前よりも依頼されるようになってきたと思います。
自分の個性とは何かで悩んでいる方は、ジョジョのような個性的でオリジナリティ溢れた作品を読み、自分が思っている個性とのズレを考え直してみるのはいかがでしょうか。読んでいてただただ楽しい気持ちになってもらえたら幸いです。
ただし、ジョジョは現在111巻まで出ているので、寝不足にご注意ください(笑)