今回は、絶妙な配色の「グレンチェック」で作製したスリーピース・スーツの紹介です。
１０月に入ってから季節外れの暑さ続きながら、今週のスタートも３０度近くまで気温が上昇し日中は汗ばむ陽気で上着を羽織れず、昨日は急に気温が下がり日中も２０度を下回る冷たい雨で、やっと一雨ごとに季節が進んでいるのを肌身に感じつつも、暑がりで異常な汗かきの私の服装はいまだに秋物へと移行できず、ノーネクタイ通勤のままですが、来週からは一気に冷え込みそうですので、衣替えを急がねばと思っています。
このスリーピースをお借りした方は、昨年の秋冬シーズンは「チョークストライプのスリーピース」を協力していただいていて、その時にも書きましたが、昨年から続いている“コロナ過”の影響で遠方より来店できず、シーズン始まりと共に新着の生地ブックをお送りして選んでいただき、昨年までがストライプが多かったこともあり、今シーズンは「グレンチェック」を加えていただくことになりました。
この生地は、英国特有の伝統と品質を守りながらも独創性の生地を生み出している、イギリス生地のメッカ、ハダースフィールドに本拠地を置く老舗服地ブランド“Ｓａｖｉｌｅ Ｃｌｉｆｆｏｒｄ”社の、重過ぎず軽すぎない３２５ｇの目付で、“サヴィル クリフォード”らしい絶妙な配色の「グレンチェック」柄は、これから始まる秋冬シーズンの気分を高めてくれる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、弊店では一番スタンダードな「ＲＥＳＺ」（ローマンイングリッシュ）を使い、この方のスタイルになっているピークドラペルのシングル３ツ釦段返り、柄の雰囲気からチェンジポケットを付けてサイドベンツにして、当然のようにウエストコートを加え、トラウザースはスタンダードに２プリーツにしています。
今回のコーディネイトは、白いオックスフォードのレギュラカラーシャツにカラーピンを使って、“Ｐｅｔｒｏｎｉｕｓ”社のペーズリー柄のウールタイを締めて、パイピングのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製した中茶スムースレザーのクオーターブローグで決まりですね。
来週は気温が一気に下がり１１月の陽気にまで進みそうなので、店に置いてある少し軽めの「ツイードジャケット」や「カシミヤ・ウインドウぺイン」と、「グレーフランネル」や「キャバリーツイール」のスラックスに着替えて、今シーズンはジャケット＆スラックスの“セパレートスタイル”を中心にローテーションを組んで、秋を飛ばして早々と冬の気分を味わっていこうかと思っているところです。
＜洋服のお直し＆リフォームサービスのお知らせ＞
昨年６月より弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の３Ｆに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
＜店舗のご案内＞
店舗住所：〒１４０－０００４ 東京都品川区南品川 ５－８－２１
電話番号：０３－６２２８－７３２１
ＦＡＸ：０３－５４７９－８０７７
メールアドレス：tenjinyama@kogaya.co.jp
ＨＰ：http://www.tenjinyama.jp/
定休日：日曜日・月曜日・祝日
営業時間：１０：００～１８：００
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。
１０月１７日（日）、１８日（月）、２４日（日）、２５日（月）、３１（日）、１１月１日（月）、３日（水、祝）、７日（日）、８日（月）、１４日（日）、１５日（月）、２１日（日）、２２日（月）、２３日（火、祝）、２８日（日）、２９日（月）はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩３分、ＪＲ大井町より徒歩１０分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、２０ｍで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
ＪＲ大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に２０ｍほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着