今回は、ちょっと贅沢な「カシミア」素材で作製したクラシックでエレガントな「アルスターコート」の紹介です。
週初め“海の日”に東京都心では今年初の猛暑日を記録して、7月に入ってからも雨の少ない茹だるような真夏日が続き、昨日やっと梅雨明けとなり、連日の暑さに蓄積された疲れに加え、冷房の効かせすぎで温度差が激しく体調管理が難しく感じつつも、先週からスタートさせた“オーバーコートフェア”で店内は早くも真冬のディスプレーに変更しながら、秋冬シーズンへと気分を高めて行こうと思っているところです。
このアルスターコートは、弊店“TENJINYAMA”の親会社の服好きの方がサンプル兼ねて今シーズンの1着に選んだもので、3年前の3月に紹介している「カレッジフラノのポロコート」(https://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54303566.html)を見たときから気になっていたもので、なぜか持っていなかった「ローデンコート」も今更と思いつつ、前シーズンの最終でこの生地と出会い、思わず念願の「アルスターコート」を作製することにしました。
この素材は、イタリア・ビエラで1948年に創業した由緒正しい毛織物メーカー“Cesare Gatti”社の、コートとしては少し軽めの370/390gのカシミア100%で、ヨーロッパの高級メゾンの別注を数多く行っている“ガッティ”社ならではのカシミアは、気品あふれるオーバーコートやジャケットに相性が良く、“天神山流”でしつこく提案し続けている、クラシックでエレガントな冬の“正統派スタイルの着こなし”には欠かせない優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、2006年秋冬シーズンから“天神山オリジナル”で加えた「アルスターコート」で、大きめのアルスターカラーの襟が特徴の、ダブルブレスト6ツ釦2ツ掛け、袖口がカフ(折り返し)付き、パッチ&フラップポケット、後ろ身はイタリア式クラシックなムード漂うバックベルト付きのインバーテッド・プリーツでセンターベントにしています。
先週からスタートした“オーバーコートフェア”のおすすめとして、今回は「アルスターコート」の紹介を意識的に掲載しましたが、今シーズンはオーバーコート用の素材が“お値打ち価格”で種類も豊富にご用意いたしましたので、前回紹介の「ツイードのライダーコート」に加え、弊店“TENJINYAMA”が一番得意とするクラシックでエレガントな冬のコートスタイルを、久しぶりに前面に出しておすすめして行ければと思っています。
弊店“TENJINYAMA”のHPが更新できない為、2013年に移転した銀座2丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7322
定休日 日曜日、祝日
営業時間 10:30 ~ 19:00 *土曜日は18:30
7月23日(日)、30日(日)、8月6日(日)、11日(金)~17日(木、夏季休暇)、20日(日)、27日(日)をお休みさせていただきます。