ホームスパンのスーツ | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、「ホームスパン」素材を使ってカジュアルシーンに最適な「ピンチバック」モデルで作製したスーツの紹介です。

先週の“立冬”から秋を飛ばして一気に真冬に突入したかの陽気から、週末は行楽日和の爽やかな秋晴れとなり、私も中年(もうすぐ老年)の体に鞭打って「ロードバイク」で体調維持を心掛け、ちょっと頑張りすぎたと節々の痛みを引きずりながら今週をスタートして、北風が強く吹いて10度前後の気温だと真冬並みの寒さなので自転車通勤を断念して、まだ「オーバーコート」までは羽織っていませんが、カシミアマフラーに手袋と身も心も温まる防寒スタイルの始まりです。

このスーツをお借りした方は、2年前の3月に「エントリー価格のスーツ」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54341605.html)を協力していただいていて、その時にも書いていますが、2011年4月に東日本大震災の“復興支援キャンペーン”でスリーピース・スーツを作られてからのお付き合いで、それから毎シーズン“お値打ち価格”の生地を中心にハイペースで加えていかれ、ビジネス用のスーツがだいぶ揃ってきている中で、今シーズンは今まで作っていなかったグレンチェックと、カジュアルシーンを意識して「ピンチバック」モデルに初挑戦していただきました。

この素材は、歴史と伝統のあるスコットランドのテキスタイルメーカー“ROBERT NOBLE”社の重さ355gの「ホームスパン」で、マーチャント各社に安定供給を続けている“ロバートノーブル”社の比較的軽めで発色の良いツイードコレクションは、長いシーズンに使え季節を先取りして着用できる優れものの素材ではないでしょうか。

モデルは、弊店“TENJINYAMA”で一番スタンダードな「RESZ」(ローマンイングリッシュ)を使い、クラシックにシングル・ピークドラペルの3ツ釦段返り、ピンタック入りの4パッチポケット、インバーテットプリーツの背ベルト付きピンチバックのセンターベントで、スポーティーに7mmステッチを施し、スラックスは1プリーツにしています。

今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、「ドネガルツイード」のチェックタイを締めて、ウール&シルクのポケットチーフをパフで飾り、アクセントでインナーに前開きベストを着て、靴はしつこく“天神山オリジナル”で作製したスエード・モンクストラップで決まりですね。

近年の世界的なカジュアル傾向の中で、体型の悪い中年層の日本人には似合わないジーンズにダウンジャケット、コットンパンツにナイロンジャケット等々、かなりくだけ過ぎた合わせ方が目立ちますが、弊店“TENJINYAMA”が提案し続けているジャケット着用を基本とした、正統派のクラシックでエレガントなカジュアルスタイルを、是非試していただきたいと思っています。





弊店“TENJINYAMA”のHPが更新できない為、2013年3月に移転した銀座2丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。

〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7322
定休日  日曜日、祝日
営業時間 10:30 ~ 19:00 *土曜日は18:30

11月20日(日)、23日(水、祭)、27日(日)をお休みさせていただきます。