カレッジフラノのポロコート | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今回は、3月に入ってもしつこく冬物の「カレッジフラノ」で作製した「ポロコート」の紹介です。

先週、2月最後の金曜日は気温も18度まで上昇し一気に4月の陽気になったかと思ったら、週末は冷たい雨で、今週に入ってからは真冬並みの寒さが続き、まだまだオーバーコートとカシミアマフラーが手放せない中で、雨の日曜日を利用して厚手の「フランネル」「ツイード」から、薄手の素材へと春へ向かって1回目の衣替えをして、朝晩の冷え込みは「ローデンコート」で寒さを凌いでいるところで、店内も新着生地ブックの到着に伴って春夏用にと入れ替えをしつつ、気分と装いは春へと移行している最中です。

このポロコートをお借りした方は、9月に「チェビオットツイード」と12月にヴィンテージ生地の「グレンチェック」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54154957.html)のスリーピースで協力していただいていて、その時にも書いていますが、今シーズンは念願のツイードだけにするつもりが、希少性の高い“ヴィンテージ生地”に出会い思わず気持ちが高まり2着目としてグレンチェックを加えていただき、今回は先週まで開催していた“春夏物早期受注キャンペーン”で、程よい重さと絶妙な配色の「カレッジフラノ」に出会い、お持ちの「ローデンコート」と共に気軽に羽織れる「ポロコート」モデルで、今シーズンの予定を大きく上回る3着目を加えていただくことになりました。

この素材は、かつて“鐘紡”が世界に誇った羊毛服地「カレッジフラノ」と同じ工程で、尾張一ノ宮の工場で織り上げたもので、それほど厚手ではないものの重さは444gと目が詰っていて、この丈夫さはスラックスに最適な素材でツイードジャケットとも相性がよく、軽量化の傾向が続く海外の生地メーカーでは見かけない“メイド イン ジャパン”ならではの素材ではないでしょうか。

モデルは、2006年の秋冬シーズンから“天神山オリジナル”で加えたアルスターカラーの「ポロコート」モデルで、ダブルブレスト6ツボタン2つ掛け、袖口がカフ(折り返し)付き、パッチ&フラップポケットで、後身はイタリア式クラシックなムード漂うバックベルト付きのインバーテッドプリーツでセンターベントにしています。

今回のコーディネイトは、“LOVAT”社のツイードハンチングを被り、“GATTI”社の真っ赤なカシミアマフラーをしっかり巻いて、“DENTS”社のペッカリーの手袋とニュータータンの傘をアクセントにして、短めのコート丈に合わせて靴はちょっと軽快に“天神山オリジナル”で作製したスエードローファーでいかがですか。

前回紹介の「チェビオットツイード」のスーツの時にも書いていますが、終わりにしたはずの2013年秋冬シーズンの紹介をしつこくさせていただいていますが、弊店“TENJINYAMA”と私自身が冬物の素材「フランネル」「ツイード」が大好きで、商品紹介も軽量化傾向の世間に逆らって厚手も物に偏りつつ、遅く届いた「カレッジフラノ」のコレクションで何気なく作製した「ポロコート」の出来上がりがあまりにも良かった為、来シーズンの第1回目まで待てず紹介させていただくことにいたしました。




弊店“TENJINYAMA”のHPが更新できない為、銀座2丁目の新店舗の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。

〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7321

3月9日(日)、16日(日)、21(金、祭日)、23日(日)、30日(日)をお休みさせていただきます。