サージのネイビーブレザー | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、これからの季節に活躍するサージ素材を使ったネイビーブレザーの紹介です。

このサージ素材は、イタリア製生地メーカー「Loro Piana」(ロロピアーナ)社で、Super110‘sの重さが260gで、弊社が年間を通して定番として展開している、ブラック、チャコールの色と共に工場にストックしてある素材です。

「紺ブレ」といえば前シーズン紹介したフランネル素材は好評でしたが、実際にオールシーズンで考えて活用範囲が広いのはやっぱり細番手のサージ素材ですね。

13年前に「横浜信濃屋」が始めて「天神山」を使ってのオリジナル商品の別注は、イタリア製生地メーカー「C.BARBERA」(カルロ・バルベラ)社のサージ素材のブレザーでした。

今回の提案は、ナチュラルショルダーの「CRCS」(カラッチェニ)のモデルを使って、3ツ釦段返り、胸ポケットはバルカにして腰ポケットをパッチ&フラップ、センターベントで、今流行のアイビースタイルをちょっと意識して作りました。

この素材でよくスーツを作られる方が多いので、スタンダードなフラップ付きのディテールにすると、まるでスーツの上だけを着ているように見えてしまうので、メタル釦を付けるか、チェンジポケットなどで変化をつけるのがおすすめのスタイルです。

春から夏にかけては、秋冬に比べ素材の種類が少ないので、コーディネイトに変化をつけることが着こなしの重要なポイントになってくるので、一番何にでも合わせやすいネイビーブレザーの素材をメッシュやトロピカル(平織)など加えて何着か揃えるのが理想です。

コーディネイトは、ホワイトフランネルか同じサージ素材のグレーパンツを合わせ、ストライプのシャツかオックスフォードのボタンダウンシャツに、レジメンタルストライプのレップタイかフーラードのアスコットスカーフを締め、靴はオックスフォードのブルースエードかブラウンのコインローファーでアメリカンスタイルにしてもいいかもしれませんね。

昨年の春夏はメッシュ素材、秋冬はフランネル素材のネイビーブレザーを紹介して、今回は細番手のサージ素材で、あと残りはトロピカル(平織)と、秋口は目付けのしっかりとしたサージ素材でメタル釦を付けた同素材のベストを加えベステッドブラザーにして、トータルで最低5着は揃え、ダブルブレストも加えると、信濃屋の白井さんみたいに理想の10着になりますね。

前にも書きましたが、若い人が着るよりも洋服を着込んだ中年世代の人にもっと多く着てもらえるようにこれからも提案をし続けたいと思っています。

それでは、次回の商品紹介をお楽しみに…。


明日、2月10日(日)は、信濃屋元町店に行きます。
信濃屋別注オリジナルの新着春夏商品も徐々に届いていますので、信濃屋ならではの最新コレクションをご覧になられてはいかがですか。