(大白蓮華、12月号、2021,「世界を照らす太陽の仏法」から)
法華経寿量品に「毎自作是念(まいじさぜねん)」とあります。
仏は、一切衆生を無上道に入らせ、成仏させようと心を砕き続けている、ということです。
そして大聖人は「毎自作是念の念とは一念三千生仏本有(いちねんさんぜんしょうぶつほんぬ)の一念なり」とも仰せです。
「全ての人と共に幸せにないたい」ーこれは、衆生も仏も等しく本来、具えている一念です。
それとともに、生命に本源的に脈打つ一念なのです。この一念に目覚め、この一念に生き抜く。それが妙法への帰命(きみょう)です。
そして妙法と一体ということは、”全ての人を幸せに”との、仏の大慈悲がみなぎっていく生き方になるのです。