自他共の境涯の変革 | くにゆきのブログ

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今、自分が感動したこと、また知っていただきたいことを、主に記していこうと思います。

(大白蓮華2021,6月号、「世界を照らす太陽の仏法」から)

 なお、だいびゃくれんげのびゃくは、[百」ではなく「白」です。よって、だいびゃくれんげは、漢字では「大白蓮華」となります。今まで間違っていました。大変に失礼しました。

 

 

 =本文=

 私たちは、異体同心の信心に徹するなかで、自他共の境涯の変革を実現できるのです。

 

 牧口先生は言われました。

 「信心をしているといつのまにか自分では考えられない境涯にあるのだ。まさしく、御書に『蒼蠅驥尾(そうようきび)に附して万里を渡り碧蘿松頭(へきらしょうとう)に懸りて千尋(せんじん)を延ぶ』(※1)とある通りだ」

 

 戸田先生は「自己自身の生命が、もっとも強く、最も輝かしく、もっとも幸福であるためには、十界互具(※2)、一念三千(※3)の仏法に生きる以外にない」と強調されました。

 

 ※1=蠅(はえ)が馬の尾について万里に至る、蒼蘿(みどりのつた)が松の枝先に掛かって長く伸びていく。このように凡人でもすぐれた先達につき従えば相当のことをなし得ることを表しています。

 

 ※2=生命は十界の境涯に分類できます。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、声聞、縁覚、菩薩、仏の各界のことです。十界互具は、十界の各界に互いに十界を具えているということ。

 例えば、地獄界の境涯の衆生にも十界があることです。

 十界互具の法理の眼目は、九界の衆生の生命に仏界が具わること、すなわち九界の衆生が全て平等に仏に成ることができることを示すところにあります。

 

 ※3=一念三千とは、一つの生命に三千諸法から成る全宇宙が含まれていることを示しています。一個の生命を十界・十如是・三世間の視点からとらえて初めて、生命を総合的に把握した法理といえます。(詳しくは省きます)

 (補足) 十界互具(10x10=100)x十如是(10)x三世間(3)=100x10x3=三千