長生き頑張ってくれていたJAMさん
昨日帰天しました。
最期は 30時間以上意識が混濁したまま錯乱状態で痙攣しながら吠え続けるという 飼い主にとってはとても苦しい現実でしたが
亡くなる瞬間のお顔は JAMさんらしいとても穏やかな可愛らしいものでした。
JAMさんは 2013年2月8日に 福岡県動物愛護センターより引き出した保護犬でした。
長毛なので 汚れた毛が絡まり塊まり 片耳に大きなピアスのような毛玉をぶら下げていました。
お迎えしてしばらくは 狭い檻に入れられた野生動物のように 頭を低く落ち着かず左右にウロウロ しきりに吠えて 怒っているようにも見えましたが ほどなく 我が家に慣れてからは 本当に穏やかで手のかからない可愛いばかりの家庭犬になりました。
車に乗るのが好きで
当初しきりに室内に入ろうとしていたので
おそらく元は室内犬として飼われていたのではと推察され
室内で愛情たっぷりに長時間一緒に過ごしてくださる里親様とのご縁を繋ぎたいと希望していましたが 叶わず 我が家では外イヌとしてしかいさせてあげられなかったことが申し訳なかったです。。
それでも JAMさんはそんなうちでの暮らしに順応してくれて 家族にたっぷり無償の愛を注いでくれました。
今年の春の健診で 老化が進んでいること 今年の夏を越すのは厳しいかもしれない と 獣医さんに言われて
6月に入った頃 がくんと老化が深まったのを感じ 食欲が落ちて心配しましたが フードの工夫で復活してくれ
夏は暑い日中をほぼ空調の効いた玄関先で過ごし 元気に越えてくれました。
9月に入る頃 更に老化が深まったこと 体が弱ったことを また感じましたが
10月に入って少しすると 奇跡的な復活を遂げて私たちを喜ばせてくれました。
10月の後半から本格的に足腰が立たなくなり 介護の生活が始まり
苦しい中 獣医さんのお世話になりつつ 本当によく頑張ってくれました。
実に 4年9ヵ月のJAMとの日々でした。
さっきまで実際に手に触れていた確かな温もりが一瞬で遠くなり
手を合わせて空に祈る存在になる不思議
本当に 息も絶え絶えなくらい 寂しくて苦しいですが
埋葬の力仕事を請け負ってくれた父やオット
一緒に泣いてくれるムスメに
自分も泣きながら 私の頭を出してヨシヨシしてくれるムスコ
そして 生きてくれている他の動物たちの存在に
感謝して
お互いに生きた肉体で触れ合うことのできる奇跡を 大切に受け止めていきたいと思います。
悲しいですが
日々生まれ来る新しい命たちに祝福を
日々亡くなるたくさんの命たちに 心からご冥福を
そして
ヒトも動物も すべての命が 捨てられたり虐待されたり処分されてしまったり そんなことが どうかなくなる世界に進んで行けますよう
祈りつつ・・・・
今までJAMのこと見守ってくださり 祈りや愛をお送りくださったみなさま
本当に ほんとうに ありがとうございました。