試合における選択肢は基本3つに分かれます
攻め
つなぎ
守り
この3つにはどんなイメージが湧きますか
攻め
速い球
コースを狙う
つなぎ
深いボール
無理をしない
守り
ミスをしない
とにかくコートに入れる
とかですかね
人によって考え方、感じ方は違うので自分なりの
攻め
つなぎ
守り
を作成していきましょう![]()
あなたは攻めすぎはいけないと思っていませんか![]()
基本はつなぎだと思っていませんか![]()
選択肢の優先順位は
攻め
つなぎ
守り
です
攻められないからつなぎ、つなぎきれないから守るのです
考えてください
相手が守っていたらあなたはどうしますか![]()
守ります![]()
攻めますよね
テニスは1球目の選択肢は攻めにならなければいけません
ラリーの主導権を常に意識し手中に収めていなければ勝てません
だからプロはサービスキープが当たり前と考えられているのです
一般プレーヤーもなんとなくはわかっているものの
日本人は先手を取ることに対し引け目を感じる方が多い気がします
もしあなたがそうならば相手に勝ちたければ
まずそう思ってしまう自分に勝ちましょう![]()
テニスに限らず対人との駆け引きとはそういうものです
その時に考慮しておかなければいけないことがあります
それは
そのショットのリスクとリターンについてです
どのショットを選択したとしても必ずリスクが伴います
そのリスクを負った上でよりよい成果(リターン)を目指していきます
では各シチュエーションにおけるリスクとリターンについて
攻め
リスク![]()
打っているので人間当然ミスは出る
(つなぎ、守りでもミスは出るが確率の問題として自滅しやすい)
体力の消耗が激しくなりやすい
(打点に正確に入らないと攻めることができないため)
リターン![]()
直接的、間接的にポイントになる
(エースはもちろん、相手のショットの難易度が上がるため相手のミスが増える)
ラリーの主導権が取れるため継続的に攻撃し続けられる
(攻撃されはじめると自分の形に持って行くまで球数が必要になる為)
つなぎ
リスク![]()
深いところを狙っているため守りよりミスが出やすい
(相手に攻められてしまったらつなぎとして成立していない為)
ワンパターンになりやすく相手によってはつなぎとして成立しない事がある
(深い山なりなボールでつないでいたらカットして出てくるネットラッシャーなど)
リターン![]()
ただつないでいるだけで相手のミスが増えてそのままポイントになる
(相手に攻めづらいボールを打つことで苦しい時に体勢を立て直せる為相手が焦る)
基本高い軌道のボールを打つので攻めよりミスしにくい
(つなぎに期待をしている効果を考えると高い軌道のボールを多用することになる為)
守り
リスク![]()
相手のショット次第の展開になる為攻めに転じづらい
(守りに入った時点でラリーの主導権は放棄とみなす)
相手に攻めきられるとポイントを守りきれない
(返球不可能な展開は数多く存在します。相手にそれをされたら終了です)
リターン![]()
相手のショットにスピードや精度が足りない場合自分がノーリスクで勝てる
(相手が能力的に格下な場合成立)
とにかく返球するため相手の体力や集中力が切れやすくなり体力勝負に持ち込める
(体力に自信がある、試合形態が1セットマッチ以上で成立しやすい)
といった感じになります
次に(本当はこっちが先)
リスクとリターンの算出の根拠について考えます
これは各シチュエーションで求められていることを明確にしていく作業です
攻めの選択をしたということは
自分のテニスをするということ
ミスは出ます
つなごうが守ろうが人間ですからミスはします
そんなものは織り込み済みで自分を信じて自分のテニスをする
それが攻め
つなぎを選択したということは
良くないシチュエーションになっても相手のテニスをさせないということ
自分のテニスができなくても慌てず諦めず自分の展開に持ち込めるチャンスを待ちます
そのときが来るまで相手のテニスをさせないようにする
それがつなぎ
守りを選択したということは
主導権を失うということ
自分のテニスを放棄したということ
相手の調子に全てを委ね運を天に任せるということ
神頼み
それが守り
守りについては異論反論大いにあると思いますが
ラリーをつなぎチャンスを待っているいわゆるシコラーの方を
けなしているわけでは決してありません
今記述したとおり「つないで」いるのですから
つなぐ技術、耐える精神力、尊敬します
ただ、とにかくコートに入れば良いという考え方の方は
それ以上の成長は望みづらい可能性があるため
気持ちの方向性を少し変えてみてください
自分のやりたいことをコートで表現するととても楽しいですよ
といったところで最後に各シチュエーションの選択ををする目安について
シンプルに言うと
踏み込んで打てるなら
攻め
踏み込めないがポジションキープができる時は
つなぎ
左右に動きながら、後ろに下がりながら、体が伸び上がりながら
(打球方向以外にながら運動をしている状態)の時は
守り
という基準を私は採用しています
なので
攻めは自分のテニスを展開するために踏み込む
つなぎは相手のテニスをさせないように踏み込ませない
守りは相手に攻められることは気にせずとにかくコートに入れる
という目標が立ちます
自分の決めた基準通りにやっての失点は気にしないのも約束事です
(ただし、何がいけなかったのか検証はしますよ)
やはり勝つということを目標にしたときに満足のいく勝ち方をする事は
なかなか難しいかもしれません
ただ、納得のいく負け方をしない限り
次の課題ははっきりと見えてはこないと思います
成長の階段はなかなか一歩飛ばしでは飛べないものですが
一歩も成長できないことはさらに残念です
敗戦を糧にしていつかは常勝をと思っているのであれば
目先の勝利よりも成長した自分の姿を想像し続けること
目標とする大会、ライバルを明確にし、そのために
階段を着実に上って行く
そんなテニスライフを送りましょう
次回更新予定は・・・
6月
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1日![]()




最低でも80%以上入っていないと選択ミス
51%入れば良いのではと思います








