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今日は宮川町の温習会「みずゑ会」に行きました。春の「京おどり」より、芸達者が多いのですが、ふく葉さんの「供奴」の踊りは素晴らしかった。あのコミカルな踊りの、所作台の足拍子の音がまだ耳に残っています。


最後の宮川小唄の前奏にきれいな琴の音が入っていました。京の秋冷を思わせる澄んだ音色でした。

久しぶりに山科へ出かけた。勧修寺は相変わらず静かだった。白い筋塀から、色鮮やかな桜もみじと銀杏の実がたわわになった公孫樹がのぞいていた。氷室池を渡る風はもう晩秋の風で肌寒い。

大昔、ここで右大臣藤原高藤と地元の豪族の娘列子との七年越しの恋物語が展開した。ハッピーエンドで子孫繁栄の典型だがこれを売り物にしたら沢山人が来るかもしれない。しかし、この静けさがなくなるのは嫌だ。
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 白川は祇園甲部の辰巳大明神の傍を流れている。その少し下流に祇園をこよなく愛した吉井勇の歌碑がある。「かにかくに祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」である。京都市の駒札によれば発起人に鞍馬天狗の生みの親「大仏次郎」の名前があったので嬉しくなった。

私もこのあたりに出没し枕の下を水の流れる気分を味わいたいものだ。