私たちに常に働き続けている重力。そして、それに抗して立ち続けている力。

 

この力に「任せる 委ねる 信じる」とどうなるか。

 

道元禅師は「心身脱落」と言いました。

 

心身共に脱力して下に落ちていく感じ。

 

無理なく、自分に働いている自然の力を活かしている状態のことを表現しているのだと思います。

 

立ち始めたばかりの1歳くらいの子どもは、余計な力が入っていません。

 

そこから成長して、段々と色んなことを覚えていくうちに、身体に力を入れることもまた覚えていく様になります。

 

そして、身体を固めて自分を守ることも学ぶことでしょう。

 

心身の緊張も必要がなくなったら、解放すればよいのですが、いつまでも健気に頑張っているところも残っていたりします。

 

そういうものを「脱落」させていく。心身に残っている余計なものを落としていきます。

 

地球の重力はとてもよい先生であり、ナビゲーターでもあります。

 

「母なる大地」という言葉もありますが、地球はそうした不要な緊張を受け容れてくれるところでもあります。