生賴範義展3『THE LAST ODYSSEY』2 | 平井部

平井部

平井和正愛好部

神社仏閣巡りレポ
& ほめほめ雑記

 

※画像含めて、完全にネタバレありです。

 

 

 

前回書き忘れましたが、この日は宮崎も晴天で、ダウン着てたら暑いくらいでNさんの車に置かせてもらってシャツで行動してました(^_^)。さすが南国。南北にで〜んと伸びる、でっかい龍雲さんみたいな雲が印象的でした。

 

 

 

アートセンターきました〜。

これが3回目(^_^)。

 

 

 

 

 

 

今回のエレベーターの扉は、ジュラシックパークになってました。

 

 

 

 

 

 

緊張にうち震えつつ、受け付けを済ませて入館。

 

 

 

まず第1展示室は『書籍・雑誌』のコーナー。

 

『ビッグY』などの戦争小説の表紙イラストや、懐かしの『ヴァンパイヤー戦争』の表紙シリーズなど。帰宅してから、『ビッグY』の作者、横山信義さんが、生賴画伯に表紙画をひきうけてもらった際のエピソードを述べてらっしゃるのを読めたりして、ううう、やっぱり気持ちが落ち着いてから、もう二三回は観に行きたいですね…。

 

最も印象に残ったのが、ラストに展示されていた大藪春彦さんの肖像!

これは、氏が他界された時の、問題小説臨時増刊号の表紙になったものですね。わし実物持ってます。サングラスに猟銃を構えた、まさにザ・大藪春彦! な肖像で。

 

画伯が平井和正を描いたら、どんな絵になっただろうって、少し想像してしまいました。

 

 

 

 

そして、次の展示室へ移る通路に、いらっしゃいました〜(ほぼ)等身大のベガ様〜!!

 

 

 

か、かっけ〜!!!

 

 

 

同じく独りで来てたブラザーに、2ショットお願いしました!

 

 

 

 

 

ニヤついてます(笑)。

ハグしたかったけれど、必死で自制しました(^_^;;

 

 

 

 

対面はジュラシックパーク。

 

 

 

 

 

通路の突き当たりにあった、藤岡弘、さんのサイン。

武蔵と藤岡さんって通じるものがありますな。

 

 

 

 

 

 

第2展示室は『映画・広告・ビデオ』

 

こちらはなんといっても『グッドモーニング・ベトナム』の未使用となったイラストですね。淡い青と白のバランスが絶妙。軍のヘルメットにのっかる一見ユーモラスなニワトリが、色々暗示しているようで。

 

前回にもいくつか観ることのできたホープの広告イラスト、凄いのは言うまでもないのですが、さる編集者に「こういうのもたまには息抜きにいいものだ」って話してらしたそうで、えええっ、この緻密なイラストを息抜きにっ…? 作家が、超変態が(違う!)長編大河の合間にギャグ短編を書くような感じなんでしょうか。

 

 

 

 

 

第3展示室は『書籍・雑誌』の続き。

 

画伯の、特にSF小説の表紙画って情報量満載なんですが、絵を見てるだけで作品世界に興味が湧いて、手に取ってみたいって思わされますね。

 

『冷凍の美少女』。

『邪星記』の特に「曼荼羅の砦」の絵はすごい…。

 

コーナー曲がった所で『ジュラシックパーク』!! いきなりきた!

その時々に記憶に刻まれている社会的ブームで、画伯が関わってらしたって気付いてないものも多いんですけれども、これもその一つ。

二十数年前、至る所でこのイラスト目にしてましたものね。

 

すぐ横でこれの「下絵」が観れたのも感動でした。

 

前々回に展示されていた『サンサーラ』シリーズの「箱絵」として描かれた、下部が焼けただれる地球のイラスト。よく観るとあちこちに魔物の貌などが見出せて、一見シンプルながらも深すぎる寓意が塗り込められているのが分かります。

 

そしてダン・ブラウンの『ハイペリオン』シリーズ。

これはちょっと読んでみようと思います。ベガを想わせる魁偉な巨人に惹かれまして。

 

今回の展示のメインビジュアルになってるのも、このシリーズの『エンディミオン』ですね。まさに『THE LAST ODYSSEY』という名に相応しい世界で。

 

 

あとは武士画も素晴らしく、今さら言うまでもないのですが、どれだけ容量大きい画家なのかと…。

 

 

 

続きまっす