なんだか、少し真面目な話に外れたがそんなこんなで、その時の居酒屋メンバーは

店長 兼 調理 ヤンキーカットおばあちゃん 63歳
調理 おかまおじいちゃん(店長の手下) 51歳
焼き場 上辺のおばさん 45歳
ホール 鉄壁おばさん 50歳
アルバイト ぶーちゃん 40歳

そして僕の6人。

僕を除いて派閥ができていた。

鉄壁おばさんVSその他全員だ。

それは派閥じゃない。そういう人もいると思うが、いかせん以前に紹介した鉄壁おばさん。
自分の非を認めず、全員に喰ってかかるものだから、ヤンキーカットおばあちゃんを筆頭に鉄壁おばさんの無視を始めた。
おかまおじいちゃんは、その名の通り、自分の意思はなく、ヤンキーカットおばあちゃんのマリオネット。
上辺おばさんは、鉄壁おばさんと二人の時は仲良く喋り、ヤンキーカットおばあちゃんが現れると無視をする。

これは、もうダメだ。
一度、全員を集めて話をしなきゃいけい。
閉店後、一つのテーブルに全員で座り話をした。

僕「仲直りできませんか?誰が見ても良い雰囲気ではありませんが…」

ヤンキー「…鉄壁おばさんは自己中心すぎて一緒にやっていけない。もう無視するしかない。」

鉄壁「そうやって、みんな私のことをいじめるんです(泣)」

おかま「ヤンキーおばあちゃんと同じことを言う。」

ぶーちゃん 太っている。

上辺のおばさん「みんなで仲良くやっていこう!」

僕「(話にならない…)」


話を聞いても、話をさせてもどうもこうもならない。

それからしばらくして、おかまおじちゃんと、上辺おばさんは辞めていった。
それに伴い、店自体の険悪な雰囲気はなくなり、

新たに強面チャラ男 料理人
幸薄 中華料理人

が加入し、強面チャラ男 料理人が料理長、そして僕が店長という新しいチームになった。
ヤンキーカットおばあちゃんが何て言うかと思ったら、肩の荷が降りたのか少し穏やかになり、すんなり納得してくれた。