七月大歌舞伎
尾上菊五郎襲名披露
尾上菊之助襲名披露
7月11日(金)
会場: 松竹座
座席: 6列中央上手
夜の部
一谷嫩軍記
熊谷陣屋- 幕間 20分
八代目尾上菊五郎
六代目尾上菊之助
襲名披露 口上- 幕間 30分
新古演劇十種の内 土蜘
あらすじ
①熊谷直実(片岡仁左衛門)は一の谷の合戦で平敦盛を討ち取り、陣屋に戻ってくる。
直実は妻の相模(片岡孝太郎)敦盛の母・藤の方(中村壱太郎)に敦盛討死の様子を語り、敦盛の首の検分に備える。
やがて主君の源義経が現れ、直実は首を差し出すが、その首は何と直実の息子・小次郎の首…。
直実は敦盛を救うため、同じ年齢のわが子を身替りにしたのである。直実は悲しみをこらえ、驚き取り乱す相模と藤の方を制する…。
敦盛を救う務めを果たした直実は暇を願い、「十六年は一昔、夢だ夢だ」と涙ながらにわが子の短い人生を嘆き、世の無常を悟って、出家する。
②口上 襲名披露
③ 平安時代、源頼光(時蔵)はもののけに取り憑かれ病に臥せっている。
薬を持って侍女胡蝶(菊之助)が薬を持って現れ舞う。
僧(菊五郎)が現れるが、土蜘蛛の正体がバレ、蜘蛛の糸を吐き出し退散。
頼光の命を受け、土蜘蛛退治。
感想
①仁左衛門さん、いかつい感じが武将。
壱太郎さん、更に美しくなっていた

家来の中村隼人さんも美しかった

可哀想なお話だけど、あまり悲しさが伝わらないような?
浄瑠璃さんは、めちゃくちゃ上手いんだけど?
②幕が開くと、各屋ごとの紋付袴姿が華やかで、流石の襲名披露

映画「国宝」がダブって見えた

口上は、仁左衛門さんから始まり、前列の方々
、菊五郎さん菊之助さん、最後が、仁左衛門さんの締め。
仁左衛門さんはじめ、皆さんカミカミ

それがまた以外で、リアル感あって面白い🤣
菊五郎さんはお見事な気品ある口上

菊之助さんは、11歳なのに、大人っぽい言い回しにビックリ

仁左衛門さんが、末恐ろしいお子さんと言われていて納得。
片岡孝太郎さんは、出会った頃、終演後カラオケ行かれたお話も。
③後方には、唄、三味線、小堤外、総勢20名ほどが2段の雛壇に。
華やかな演目

蜘蛛の糸が、あちこちに撒き散らかされ、それを黒子さんがその都度、見事に回収

やはり、ケレン味があって、歌舞伎の醍醐味

今日の松竹座(7/11)