十月大歌舞伎
十月大歌舞伎
市川團十郎襲名披露
市川新之助初舞台
10月17日(木)
会場: 松竹座
座席: 4列中央上手
昼の部
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通し狂言 雷神不動北山櫻
市川團十郎五役並びに空中浮遊相勤め申し候
序幕 - 幕間 30分
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通し狂言 雷神不動北山櫻
市川團十郎五役並びに空中浮遊相勤め申し候
二幕目・大詰
概略
市川團十郎の襲名披露の締めくくり。
二世市川團十郎により約280年前に大坂で初演された本作は、歌舞伎十八番の『毛抜』、『鳴神』、『不動』の3作品が含まれる成田屋所縁の通し狂言で、團十郎が海老蔵時代の平成20(2008)年に新たな構想と脚本にて上演。
天下を掌握しようという悪人や、これを防ごうとする善人など、主要な5役を團十郎が勤め、縦横無尽に活躍する勧善懲悪の物語に、豪快な荒事、早替りや空中浮遊と、歌舞伎の魅力にあふれる舞台を、襲名披露狂言ならではの華やかな顔ぶれ。
あらすじ
平安時代のはじめ。
帝には早雲王子(團十郎)という後継者がいたが、陰陽師の安倍清行(團十郎)は、早雲王子が帝位につくと世が乱れると予言。
そこで帝は高僧鳴神上人(團十郎)に依頼。
帝位継承の望みを絶たれた早雲王子は天下を覆す機会を狙い、鳴神上人を都から追放。
しかし、この企みにより朝廷に恨みを抱いた鳴神上人が、京都北山の滝壺に龍神を封じ込めると、都は日照りとなって人々は旱魃(かんばつ)に苦しみ朝廷を悩ます。
文屋豊秀(幸四郎)の家臣である粂寺弾正(團十郎)は、雨乞いに効力のある小野春道家の重宝「ことわりや」の短冊の行方を詮議しに、小野春道の館にやってくる。
一方、豊秀は雲の絶間姫(雀右衛門)からの申し出を聞き入れ、鳴神上人の行法を破るための朝廷の使者として、絶間姫を鳴神上人のもとへ。
絶間姫は、酒色を用いて鳴神上人から行法の秘密を聞き出すと、龍神を解き放ち、ついに都に雨が降り出す。
だまされたと知った上人は怒りに荒れ狂い、そして早雲王子の悪事がことごとく露見して、不動明王(團十郎)が降臨。
最後、浮いた

感想
①團十郎さん、天下一の男前

ちょっとビックリするほど美しい

4列目なのでよく見えて、人間とは思えない美しさにちょっと引いた(笑)
鳴神上人と姫との濡れ場、團十郎さん、めちゃくちゃ色っぽい

ただ、最初、声に響きがちょっとないかな

しかし、後半、迫力ましまし

五役で、大立ち回りで昼夜公演が毎日

夜の部は、新之助さんの出番があるし、そりゃ、疲れるわ

とにかく、目の覚める度迫力ある演目でした

②虎ちゃんは、八剣数馬と制多迦童子の二役。
八剣数馬は早雲王子側の悪役なので、赤ッ面

序幕の第三場で、秦秀太郎(児太郎)と刃を交える場面。
数分だったが、躍動感があり、舞うように流れるようで美しい

一年ぶりに見ると、声も姿も逞しさがましていて、座る姿もさらに凛として美しい

制多迦童子は不動明王のお付きの者で豪快。
台詞は、迫力があり、リズミカル

出番は少ししかなかったが、素晴らしいものを見られて満足。
その他
番頭さんから、虎ちゃん、2月と5月、7月も公演があるとの声。
今年の5月の中村座では、貧乏神の役で長台詞で、ほぼ主役級だったとの事

相当よかったらしく、再演の話もあるらしい。
今度有ったら是非観てみたい。
今日の松竹座
↑右看板のアップ
劇場内
会場内、緞帳
自席より
ラストの緞帳
幕間弁当、依頼してたのが、容器が間に合わずランク下に。
前回(今年6月のヤマトタケル)、美味しかったので、残念。
トンカツ美味しかったけど、煮物少ない
筋書とチラシ
来年2月、虎ちゃんと團子ちゃんも