1/8 、久しぶりにバレエの友人と観覧
カルメン(ウクライナ国立歌劇場)
会場 :フェスティバルホール
日時 : 2023年1月8日(日)
午後3時開演~終演6時5分 (予定)
観覧場所 1階10列目下手側
指揮:ヴィクトル・オリニク
管弦楽:ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
合唱:ウクライナ国立歌劇場合唱団
舞踊:ウクライナ国立バレエ
【全3幕・原語(フランス語)上演/日本語字幕付】
①主な登場人物(敬称略)
カルメン :イリーナ・ペテロバ(MS)
ドン・ホセ :オレグ・ズラコマン(T)
エスカミーリョ:ゲンナジー・ヴァシェンコ(Br)
ミカエラ:リリア・フレヴツォヴァ(S)
②あらすじ
スペインのセビリア
真面目な衛兵のホセは、タバコ工場でもめ事を起こしたカルメンを捕らえるが、誘惑されて逃がしてしまう。
ホセは、婚約者も、職務も忘れ、カルメンのためにジプシーの密輸団にまで身を落とす。
が、カルメンは、花形闘牛士のエスカミーリョに夢中になる。
嫉妬に怒り狂うホセはカルメンを殺してしまう悲劇。
③感想
15時開演が、10分遅れ、終演は6時半過ぎとちょっと長丁場。
しかし、見ごたえ充分
オペラだけど、アリアは、ミカエラの一曲のみ。
主役のカルメンはハバネラ、ジプシーの唄等、全て舞曲で、アリアは無し。
二重唱、合唱等が多く、他のオペラより、大衆性があり、見ていて楽しい
合唱が、合わせるというよりも各々が、全力で歌っている。
大きな声のソプラノもいて、雑多な感じが、セビリアの街の躍動感がより伝わり、楽しい🙌
カルメンのイリーナ・ペテロバの演技が素晴らしい
妖艶で、エネルギッシュで、ダンスもバレエダンサーよりも引き付ける
メゾソプラノなので、声がうるさくないのも好み。
ホセ役のオレグ・ズラコマンの美声と演技が圧巻
溢れる声が疾走するように、強い響きと、ささやくような甘い声
2幕、カルメンに愛をささやく場面にはうっとり
今まで聴いた中で、一番のテノール
他、ミカエラのアリア、合唱等、この歌劇団のクオリティの高さにも驚いた
2幕の酒場の場面では、ウクライナ国立バレエ団が華やかに
また、指揮者、オケも素晴らしい音色で、盛り上げていた
しかし、ウクライナ人、色が白くて美形ばかり
③その他
舞台装置も豪華であったが、戦争で黒海が閉鎖されているため、日本で調達されたもよう。
2年間、コロナや戦争で日本公演ができなかったが、今回、バレエとオペラを引っ提げて来日。
ウクライナの芸術家たちは、文化的な最前線を維持し、戦争と対峙しているとプログラムに書いてあった
ウクライナ歌劇場は、キーウにあり、150年以上の歴史を誇る。
今回、客席は、一階後方が少し開いていたが、私もそれほどの歌劇団とは思っていなかった。
これからは、毎年観劇したいと思った
フェスティバルホールもお正月のしめ飾り
カルメンの終演後、劇場優先先行販売があり、フランチェスコ・メーリ出演の6/25の「椿姫」のチケット購入。
8列中央。
しかし、「トスカ」の方がドラマチックなので、好みかも。
さて、今年に入ってから、足指関節が歩く度に、ピリピリしてた。
そして、フェスティバルホールから帰る途中で、足指に激痛
昨日は歩行困難、今日はなんとか歩けた。
ちょっと、近場でもなかなか難しい。
早く治さなければ、どこも行けないので、しばらく出歩かないようにするつもり
オレグ・ズラコマンのカルメンのラスト
オレグ・ズラコマン のトゥーランドット
オレグ・ズラコマンのトスカ
フランチェスコ・メーリ のトスカ