吉例顔見世興行(歌舞伎)
12月22日(木)
会場: 京都南座
座席: 2列11番
(第二部)
①封印切 2:10~3:35
幕間 25分
②松浦の太鼓 4:00~5:15
あらすじ
① 飛脚問屋の養子の忠兵衛(鴈治郎)は、遊女梅川(扇雀)と深い仲。
身請け金の工面ができずに窮しているところへ、梅川に横恋慕する飛脚仲間の八右衛門(片岡愛之助)が現れ、梅川を身請けすると言い出す。
八右衛門と言い争う内に、忠兵衛は蔵屋敷へ届けるために預かった公金三百両を身請け金だと言って、金包みの封印を切ってしまう。
近松門左衛門『冥途の飛脚』が原作の、悲劇的な結末が胸を打つ上方和事の代表作。
②師走の両国橋で、俳人の宝井其角(嵐橘三郎)と赤穂浪士の大高源吾(獅童)が再会すると、源吾は其角の「年の瀬や」で始まる句に続けて「明日待たるゝその宝船」と句を残し、立ち去る。
翌日、吉良邸の隣家に住む松浦鎮信(片岡仁左衛門)は、未だ仇討ちをしない赤穂浪士に苛立ちを募らせていた。
句会に招かれていた其角から源吾の残した句を聞くと、その意味を思案
そこへ隣から陣太鼓の音が聞こえ、松浦侯は赤穂浪士の討入りを悟り、助太刀に向かおうとする。
赤穂浪士の吉良邸討入りの前日から当日を描いた、忠臣蔵外伝物の名作。
感想
①この演目は、何度か拝見しました。
封印を切る鴈治郎さん、迫力あり

しかし、悪役の愛之助さんが、美しすぎて・・・配役逆かも

花道横なので、主人公のお二人が、爪にマニュキュアのようなものが

ちょっと、ピンク~薄紫色のように見えましたが、鴈治郎さんの赤紫の入った縦じまに良く似合って、色っぽかった

②こちらは、歌舞伎では初めて拝見しました。
松浦侯の片岡仁左衛門さん、気品があって、ゆったりとしたお殿様感が素晴らしい

しかし、時にお茶目さんにもなり、可愛く愛すべき人となりを見事に

虎ちゃんは、句会に招かれた5人の松浦侯の家来の一人、江川文太夫。
今回、其角役の歌六さんが、22日まで休演で、一番目の家来役の嵐橘三郎さんに。
そのため、虎ちゃんは5名の家来の3番目から、2番目に。
丁度、2番目なので、良く見えました。
3番目だと、其角にかくれて、全く見えませんでした、大ラッキー🙌
虎ちゃん、懐に入れた懐紙の入れ方がとっても綺麗
背筋が凛と伸びて、スキのない美しさ
片岡仁左衛門さんも、とても綺麗、殿様なので、ちょっと着物がゆったりとしているので、懐紙もややたるみがあり、それがまたエレガント
懐紙の入れ方ひとつで、身分がわかるような・・・。
馬が出てきたりと面白かった
その他
受付の番頭さんとお話し。
懐紙の入れ方のお話しをすると、虎ちゃん、細かいところまで、色々と研究しているらしい

2月8日(水)に大阪日本橋の国立文楽劇場での踊りの会に虎ちゃん出演。
チケットお願いしました(近場なので)
時間割