七月大歌舞伎
7月15日(金)
会場: 松竹座
座席: 5列右上手通路
(第一部)
①堀川波の鼓 4:30~5:55
幕間 20分
②祇園恋づくし 6:15~8:00
あらすじ
①鳥取藩士 小倉彦九郎(片岡仁左衛門)は江戸詰めの身。
妻お種(中村扇雀)は、夫のいない寂しさと酒好きが高じて、子(千之助)の鼓の師匠、宮地源右衛門(中村勘九郎)と深い中に。
お種は身重になり、その噂は城中で知られる事となる。
一目会いたいと、お種は彦九郎が帰国するまで待つ。
影腹を切っていたお種、彦九郎は止めを刺し、敵討ちを誓う。
その同行を申し出た子、妹らに
「なぜ、尼にしても命乞いをしてくれなかった」と

②中村鴈治郎さん、松本幸四郎さんの二役早変わり。
京都三条の茶道具商の大津屋(鴈治郎)女房おつぎ(鴈治郎)
おつぎの妹おその(虎之介)
そこに、江戸の指物師の留五郎(幸四郎)が逗留中。
大津屋は岩本楼女将(中村七之助)のいる、芸子 染花(幸四郎)に夢中。
おその には将来を誓った文七(中村隼人)がいるが、持丸屋太兵衛(中村勘九郎)の息子との縁談あり。
おそのは、留五郎に二人で江戸に連れて行ってとせがむ。
最後は、山鉾巡行の日、祇園の川床で、丸く収まり、一同踊る。
感想
①仁左衛門さん、体調が悪いとお聞きしていましたので、安心しました。
やはり、華がありました。
最後の「尼に・・・」の段は、悲し過ぎました

ちょっと、気持ちが重くなりました。
②こちらは、打って変わって、笑い笑いの連続

。



幸四郎さんの女形、メチャクチャ面白かったです

虎之介さんは、物語の筋に大きく絡む重要な役どころで出番多し。
最初の出、顔が小さくて可愛くてお人形のようでした

ちょっと、お茶目なところ、コケティッシュなところもあり、魅せました。
あまり女形はされないのですが、人妻の密偵や、遊女で色っぽかったですが、今回は可愛いがメイン。
とても、好演でしたが、私はこの方の魅力は、清廉な美しい色気にあると思うので・・・。
可愛く演じ過ぎたのかもしれません。
姿が可愛いので、演じる必要はないかも

ただ、ラストの全員での舞踏、虎之介さん、群を抜いて美しかったです

③7/3昼の部と、今回の夜の部を拝見して、
今回、「関西・歌舞伎を愛する会」の30回の節目の公演なので、出演の役者さんが多く、華やかでした。
当初は、片岡仁左衛門さんが、音頭をとられていましたが、今は中村鴈治郎さん、扇雀さんのご兄弟に。
印象に残ったのは昼の部「浮かれ心中」勘九郎さんの宙乗りがあり、外連味があり面白かったです。
今日の松竹座