吉例顔見世興行(歌舞伎)
12月8日(水)
会場: 京都南座
座席: 4列12番
 
(第一部)  坂田藤十郎三回忌追善狂言
①晒三番叟 10:30~10:50
幕間 20 分
②曽根崎心中  11:010~12:40
 
あらすじ
①舞踏
箱根権現に奉納された源氏の白旗が紛失し、平家ゆかりの如月姫(壱太郎)が詮議される。
佐々木小太郎行氏(虎之介)結城三郎貞光(鷹之資)が詮議する役。
②近松門左衛門の世話浄瑠璃が原作。
 
感想
①三人で踊る場面等、虎之介さんの動きが別格びっくり
まず、姿の美しさ、目線の色気、指先からつま先までの細やかな連動うずまき
睨みの迫力ムキー、そして軽々としたジャンプ上矢印
いつも思うが、虎之介さんは歌舞伎というよりも、バレエに近くまた音感が絶妙で小気味よいルンルン
 
②徳兵衛(鴈治郎)お初(扇雀)
徳兵衛をだます油屋(亀鶴)の手代茂兵衛(虎之介)
道行で、浄瑠璃の「・・・恋の手本となりにけり」で終わる。
残念ながら、泣けなかった。
それは、徳兵衛25歳、お初19歳の清廉な美しさがなかったからショボーン
虎之介さん、ご主人との絡み、ひょうきんな感じが現代的爆笑
この人は、何を演じても歌舞伎の枠を超えている感がある!
曽根崎心中は、演技よりも二人の道行の姿にこそ美があるような!?
 
その他
受付の扇雀さんの番頭さんとお話し。
虎之介さんのお初が見てみたいというと、本人、女形はあまり好きではないと。
ただ、立役はまだ若く線が細いので、もう少し年齢を重ねてからとも。
私は、虎之介さんの姿・声色から、若いうちは女形が断然良いと思いますと!
歌舞伎で、声の線が細く凛とした声の人は、虎之介さんが初めてで、稀有な存在です!
さて、私は、惠ちゃんが、「曽根崎心中」でどんなに美しかったかを力説ラブ
ただ、この世のものとも思えない美しさは、相手が普通の女性では引き立たないとも感じていました。
心中は、命を絶つという行為ながら、崇高で昇華するものであって欲しいから。
だから、惠ちゃんは、また演じたいと言われていたけど、虎之介さんがぴったりと!
番頭さん、大変光栄と言われたので、外部出演とかされるのか聞いてみました。
オファーがあって、松竹の承諾があればOKらしい。
このお二人の曽根崎心中、この世のものではないようなラブ
 
南座
花街総見と言って、芸舞妓さんが勉強のために歌舞伎を観覧
今日は、先斗町の芸舞妓さん
舞台緞帳
芸舞妓さんが、左右の桟敷席に
 
 
 
時間表あ
 
なだ万のお弁当を注文して、終演後、南座の2階で頂きました
やはり、客席で頂いてこそ
外に出て、八坂さんへ
その前に、口直し
 
小旅行編に続く