公演名 :シュツットガルトバレエ団「白鳥の湖」

会場  : 兵庫県立芸術文化センター

日時  : 2018年11/17(土) 午後2時開演~5時

 観覧場所  1階9列目8番

 

期待していた分、ちょっと残念な印象うぅ・・

振付はジョン・クランコだったので、とても期待していました。

一般的なものは、プティパの振付なので・・・。

でも、一幕に、二幕や三幕の曲が入っていたりして違和感。

そして、見どころの二幕は、コールドバレエが美しいのですが、イマイチ↓↓

三幕の各国の踊りでは、ルスカヤ(ロシアの踊り)では、手をずっと繋いでいて

まるで、かごめかごめ(童謡の)状態??。スペインもカッコ良くない!!

振付がプティパと比べて、似て非なるものでした↓↓

ジョン・クランコは古典は得意ではないようです。


jジョンクランコは演劇性の高い現代の振付家で、3年前このバレエ団の

看板演目の「オネーギン」を見て、感動しました。

(以前にも、ロメオとジュリエットを見ましたが、なかなか良かった印象アリ)

当時まだ、プリンシパルになりたてのエリサ・バデネスの身体能力の

高さにも驚きました。(当時23歳)

以後、世界的に活躍され、若手のホープです。

身長は小柄ですが、全身がバネのようでどのような難しい動きでも、いとも

簡単に踊るのです。

なので、感情表現のみに目が行き、物語に引き込まれます。

技術が完璧でないと、そちらに気を取られて集中できないからです。

その彼女は、今回は東京公演でしたうぅ・・

そして、シュツットガルトバレエ団の看板女性プリンシパルという事で期待

していましたが、バデネスの領域ではありませんでした。

もちろん、美しいのですが、今回3幕で、二度こけましたビックリ

さらに、一幕では、ソリストが真ん中で、歩いているだけなのに大の字にビックリ

さらに、3幕では、男性が、チャルダッシュの時、後方で転んでましたビックリ

いままで、プリンシパルが転んだの見た事無いし、ありえな~い。

このバレエ団、今、世界でトップクラスと言われているようですが??

衣装、舞台装置は豪華で、宮殿のセットは二階のバルコニーもあり大掛かりでした矢印

演奏は、少し踊りと合っていない箇所もありましたが、ダンサーの問題かも。

本当に、残念なのは、バデネスを見れなかった事です。

東京公演に行くべきでした。三年に一度くらいしか来日しませんからうぅ・・

今度、来られた時は、絶対バデネスを見ますびっくり!!



ホール、玄関前

次の公演の看板はマリインスキー。

ドンキと白鳥、両方観覧しますが、どうでしょうか??

多分、古典は得意なバレエ団なので、大丈夫と思いますが・・・。



プログラムと当日の出演者リスト

終了後は、となりの西宮ガーデンズでイタリアンワイングラスグラスワイン

ここは、昨年、今年と惠ちゃんの新曲イベントがおこなわれたところです。

クリスマスの飾りクリスマスツリー、10周年みたいです。



「白鳥の湖」、特に振付に期待していたので、残念でしたうぅ・・

古典を少し構成を変えるよりも、もっと斬新な奇想天外な振付が見たかったです。

たとえば、マシュー・ボーンの振付のような。

内容は、現代の王子が、自分の境遇、女王(母)との愛に飢え、バーで飲んだくれた後、

湖で男性群舞の中の白鳥に心寄せる・・・同性愛、近親相姦をテーマに…王子の孤独が

切ないうぅ・・

見た時、衝撃を受けましたビックリ


それは、1995年夏、イギリスはロンドンのピカデリーシアターで初演された「SWAN LAKE」。

バレエ団の公演ではなかったのですが、白鳥に英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルの

アダム・クーパーを擁し、奇想天外な物語のコンテンポラリーバレエでした。

たまたま、バレエの友人が留学中で、当時、話題のバレエという事で、ちょっとどうかな?

と思いましたが、ロイヤルバレエ団は劇場が改装中で、公演がなかったので、しぶしぶ

友人に誘われて行きました。

ピカデリーサーカスのすぐ近くで数分ぐらいの距離の小さな劇場でした。(300席くらい)

でも、中に入ると、ロングドレスの婦人、タキシードの紳士が、シャンパン片手に・・・。

私たちは、当日券で、6000円くらいでしたが、こういう劇場に入るのは不釣り合いな

恰好でしたうぅ・・

感動というか、衝撃を受けたバレエダンスでした。

男性群舞の白鳥は、女性の美しい白鳥ではなく、ガーガーと泣いたり、首を振ったり、

餌をついばんだり、本当の白鳥の姿を見ているみたいでしたビックリ

美しいというよりも、生の営みを見せつけられているような・・・。

ロンドンというのは、こんなすごい舞台が毎日どこかで行われているという事にも。

その後、世界各地を回り、絶賛され、1999年にトニー賞をとりました。(やっぱりの感)



初演プログラム



チラシ2種とキャスト

パンフ内容

圧巻、男性群舞矢印



バー



パンフレットに挟んでした熊川哲也さんのインタビュー。

英国ロイヤルバレエ団の日本人初のプリンシパルダンサーになったころ。